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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
勇士-れじすたんす-
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むもうものなら容赦なく爽快に斬り捨てる!」
「…。」
と、シャルルマーニュは目を輝かせて俺にそう言ってくる。
後ろに視線を向けると苦笑いしている武蔵。
なるほど、おそらく俺が来るまでに色々話していた、というよりかは話されたと推測する。
「武蔵はあの伊吹童子と剣を交えたと聞いた!アンタはあの岡田以蔵とやり合ったって聞いたぜ!人間がサーヴァントと互角に戦えるのはヤバい!というよりかはカッコ良いぜアンタ!」
「そうか。」
「ここまでの経緯も聞いてる!武蔵の背中を守るため、隣に立てる相応しいマスターになるために強くなることを選んだってな!先の戦いもそうだ!絶対的不利な状況、それでも戦い続ける2人はマジでカッコ良い以外の言葉が見つからねぇ!!なぁ!一体どこまでカッコ良いんだ!?」
「そうか。」
と、次々とあれやこれや聞かれる。
武蔵もこんな風に聞かれたのだろう。
そしてこれはいつも通りなのだろう。
柏本といった男もまた、愛想笑いでこちらを見ていた。
「…シャル。」
「おっとすまねぇマスター。あまりにもカッコ良すぎてつい…。」
と、マスターの注意でやっと引いた。
紺碧の賢狼…と言ったか、
シャルルマーニュのマスターは1度咳払いをし、俺と武蔵に事の経緯を話し始めた。
「こほん。まず説明したいのだが…キミ達が物資を届けようとしたレジスタンスは、既に壊滅していた。」
「そうか。」
紺碧の賢狼から話されたのは俺と武蔵が訪れたレジスタンスのアジトの話。
「君達は物資補給の命を受けて来た。そして私達は同盟を結ぶべく、たまたま来ていたのだ。」
「つまり助けてくれたのは偶然と?」
俺の問いに賢狼は頷く。
「お前たちも見たであろうあの惨状は葛城財団の新兵器、『ゾンビ兵』によるもので間違いない。あれには私達も少々手を焼いているのだ。」
「…。」
ゾンビ兵。
コストもかからず、そしていざと言う時には特攻兵器になる。
多少の欠点を抱えているものの、あれは紛れもなく脅威となる。
「他にも同盟を結んでいるレジスタンスもあれにやられた。我らと誓いを共にしたレジスタンスは先週まで14あったが、今ではたったの3つだ。」
と、酷い有様らしい。
「人から奪ったサーヴァントを使い潰した挙句、あんな最期を迎えさせる葛城財団…カッコ悪いの極みみたいなもんだ…!」
隣にいるシャルルマーニュも怒りに震え、拳を握って行き場のないそれを抑えている。
その気持ちは、分かる。
あの研究者は言っていた。
サーヴァントを奪い、性処理の奴隷として酷使され、飽きたら廃棄処分させられる。
さらにそれをリサイクルと称して、あんな風にした。
そんなもの、あんまりだ。
「賢狼殿。」
と、そんな
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