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向けたまま、水着に着替えて、海で遊んだ。そして、あの岩場とか、私の秘密基地の小さな砂場にも・・。
そして、民宿に帰ってくると、おばさんが
「香波ちやん 急いで、二人でお風呂に入れーな 他のお客さんはまだじゃきー」
「おばさん 私達 まだ・・そんな・・」
「えー まだなんけー ウチなんざー 16で嫁にきたけんね もう強引だったよ」
私達はお互いに顔を見合わせていた。躊躇していたに決まっている。私から
「私 いいよ 一緒でも・・ 巧となら」と、思い切って言っていた。
私達は、結局一緒に入ったんだけど、何にもしゃべらないで、巧は私の身体を見ないようにしていたみたい。私は、眼に入ってしまった。巧の身体の全部。
お風呂から出て、私達は揃いのTシャツに短パン。私は、夕食のものをお膳に並べて居たり、お手伝いをしていた。若い男の人のグループなんかからは「ここの娘さんかい 可愛いね」とか声を掛けられていたが「駐在所の娘です お手伝い」と、ふざけて返していた。
巧は、外のベンチで巌さんと、お酒を飲んで楽しそうにしている。私は、心の中で、あんまり、飲み過ぎないでよと、今夜は私達、しないって言ってたんだけど、一応、二人で過ごす、初めての夜なんだよー。
その夜、私達は、砂浜に歩いていた。私は、彼にすがるように腕を組んで・・。何組かが、浜に出て花火なんかもやっていたから、私の秘密基地へ。暗かったけど、私はつもりしていたので、ペンライトを用意していた。それに少しはと、覚悟していたのだ。そして、砂場に座って、私は彼の肩に頭を預けていた。
「遠くの島の灯りしか見えないね こうしてたのって、この前は朝だったね」
「そうだなー あの時は、香波は 海藻の香りしかしなかったよー ふっふっ」
「だっさー 海藻採ってきたとこだったんだもの だけど、私 あの時と違って 巧のこと知っているよ もう」と、巧の顔を見て、眼を閉じていった。
そして、肩を抱き寄せられて、巧の唇を感じていた。私も、手を巧の背中にまわしていた。しばらく、そのままだった思う。その後、二人共、無言のまま民宿に戻って、なにも無かったかのように寝てしまった。私は、長めのTシャツに、特別に買ってきたショーツだけだったんだけど・・。私は、夜中に目が覚めて、寝ている巧の布団の中に移ったのだ。巧の背中にひっつくように・・。
朝、巧が眼を覚ます前に起きて、おばさんの朝食の準備を手伝いにいった。私達も朝食を済ませた後、バクのお墓にお別れをして、民宿を後にする時、巌さんとおばさんが
「香波ちゃん 又 来てね こん男の人は香波ちゃんを追っかけてきたんじゃけー 離れたらいけんよー」
「ええ 離しません」と、巧が言ってくれた。私は、巧に腕を組んで
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