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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第90話 三大勢力会談始まります!遂に出会う、D×DとG×G 前編
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 悪魔としては同盟は賛成のようだな。


「邪魔と言えば前にセラフォルーが旧魔王派に襲われたらしいな。確かカトレア・レヴィアタンに襲撃されたんだっけか?」
「うん、そうだよ。その時絶霧の使い手と黄昏の聖槍の使い手も出てきたんだ」
「まさかかの聖槍を持つ人間が禍の団に入っていたとは……複雑な気持ちです」


 アザゼルさんは以前セラフォルーさんが禍の団に襲われたことについて話し始めた。セラフォルーさんが神滅具である『絶霧』と『黄昏の聖槍』について話すと全員の顔が曇った。特にミカエルさんは複雑そうな表情をしていた。


「まさか神滅具の中でも最強クラスの物がテロリストの手にあるとはな。俺もまったく把握できていなかった」
「貴方でもですか?」
「ああ、今代は神滅具の行方が分からなすぎる。赤龍帝の籠手だって最近見つかったもんだからな」


 アザゼルさんはそう言って俺の方をジッと見る。


「何が言いたいんですか?」
「お前の事は色々調べた。だがあまりにも情報が出てこなさすぎる、義理の父親もセラフォルーが言っていた兄ってのも全部がな」


 ……流石に感づくか。あんな下手なごまかしで納得はしてもらえないと思っていたが案の定だな。


「なあイッセー。お前は一体どうやって何年もの間赤龍帝の籠手を隠し続けたんだ?いくら灯台下暗しとはいえ神器を宿した人間をまったく把握できないのは考えられないんだよ……お前の背後に一体誰がいる?」


 アザゼルさんは普段のふざける態度を消して真剣な顔でそう言ってきた。


「別に俺はお前をどうこうしたいわけじゃないんだ、個人的にはお前には感謝してる、朱乃とバラキエルを仲直りさせてくれたんだからな。だが組織のトップとして不安要素は消しておかなくてはいけない、赤龍帝という厄介な種を持ってるのなら猶更だ」


 アザゼルさんだけでなくサーゼクスさんやミカエルさんも俺をジッと見ていた。俺はもう隠せないなと判断して親父たちはまだ来ていないが話せるところは話しておこう。


 俺はそう思い話をしようと思ったが突然霧がかかったかと思うと白黒した世界に飛ばされてしまった。


「これは……!」
「来やがったか……」
「ごきげんよう、諸君」


 困惑する俺達の前に謎の魔法陣が現れた。そしてそこから3人の男女が姿を現す。


「カトレアちゃん!?」
「シャルバ、それにクルゼレイも……」


 セラフォルーさんとサーゼクスさんが反応したって事は悪魔か。カトレアといったらサニー兄が戦った旧魔王派の悪魔だったはずだ。つまり……


「さあ、新たなる魔王、そして世界の誕生を始めようじゃないか」


 戦いの火ぶたが切って落とされたって訳
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