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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第90話 三大勢力会談始まります!遂に出会う、D×DとG×G 前編
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分かるわ。正面から攻めてきてもあの軍勢を相手に出来るとは思えないけど……」
「でも敵は絶霧を持ってるんですよね?それ使われたら意味がないような……」
「アザゼルが対策を考えているらしいわ」
リアスさんの話だと今駒王学園全体に強力な結界が張り巡らされているらしく怪しい奴は一人も入れないらしい。しかも学園内には悪魔、天使、堕天使の勢力が陣を作って待機している。
だが敵は絶霧という転移させる神器の中では最強クラスの神滅具を持っている。これの対策をアザゼルさんがしているようだが……まああの人は神器のスペシャリストだしバッチリ対策は出来ているだろう。
俺達は会議室にノックして中に入る。そこには特別に用意させたという豪華なテーブルがありそれを囲むようにここ最近で出会った見知った顔ぶれが並んでいた。
「来たね、リアス。それに兵藤君も来てくれてありがとう。君たちの席はそこだ、君たちが座ったと同時に会談を始めるよ」
「分かりました」
どうやら俺達が最後だったらしい。指定された席に座るとサーゼクスさんが当たりを見渡し話し始めた。
「全員揃ったようだね。会談を始める前に一つだけ確認しておこう、ここにいる者達は全員が最重要禁足事項である『聖書の神の不在』を知っているね」
サーゼクスさんの言葉に全員が頷いた。
「ではこれより三大勢力による会談を開始する」
そして三大勢力の会談が幕を開けた……
「ちょっと待った!」
だがそこにセラフォルーさんが待ったをかけた。魔王の一人である彼女の静止に会場内が大きくざわついた。
「セラフォルー、一体どうしたんだい?」
「とっても大事な事を忘れてるよ、サーゼクスちゃん?」
「ふむ、心当たりは無いが……一体何だい?」
「それは赤龍帝ちゃんが知ってるよ」
な、なに!?俺だと!?
いきなり名指しで俺を呼ばれてしまったぞ!?まさか俺の背後にいる親父たちの事を感づいたのか!?
くそ、グレモリー眷属を除いた会場内にいる人物たちから疑いの目を向けられているじゃねえか!匙や会長さんも困惑した様子で俺を見ている。
「赤龍帝ちゃん……正直に答えてね」
「……」
俺を真剣な表情で見るセラフォルーさん、俺は何も言えずにただ彼女から言葉が発せられるのを待つしかなかった。
(すまない、親父……もしかしたら三大勢力が敵に回るかもしれねえ……!!)
俺は頭の中で最悪の展開を考える。だがこうなったら覚悟を決めるしかねぇよなぁ!!
「サニーちゃんは何処!!!」
「……ん?」
セラフォルーさんの発言に俺は一瞬頭の中が真っ白になってしまった。
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