暁 〜小説投稿サイト〜
新ヘタリア学園
第千九百八十七話  松方さんにしても

[8]前話 [2]次話
第千九百八十七話  松方さんにしても
 松方さんは日本に過去を振り返ってお話しました。
「子供の頃に両親に先立たれ」
「いきなり過酷ですね」
「お家は貧しくて食べものも碌になく」
「あの、最早それは」
 日本も真っ青になりました。
「食べるものさえ」
「はい、薄いお粥でしのいでいました」 
 実際そんな環境でした。
「薩摩芋を入れた」
「凄いですね」
「薩摩藩は皆貧しかったので」
 このことは黒田さんも同じでしたが松方さんの場合は黒田さんですら凌駕する位だったみたいです。
「僕もまだ」
「そうなのですか」
「ですが厳しかったですね」 
 その暮らしはというのです。
「実際に」
「大変でしたね」
「今思うとそうですね」
 そうだったとです、松方さんは過去を振り返って言うのでした、かつてのとてつもなく大変だった頃を。


第千九百八十七話   完


                  2022・6・1

[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ