第四百九十八話 戦闘ーバトルーその十
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「だからね」
「それで、ですか」
「ここは大丈夫だから」
自分達がいるからだとだ、エグゼイドはギルタンに明るいしかも余裕のある声で話して彼を安心させもした。
「だからね」
「右はすか」
「君達三人でね」
攻めて欲しいと言うのだった。
「いいね」
「わかりました、それでは」
「今からそこから攻めます」
「そうしますね」
ギルタンだけでなくガレスとジョウも応えた、こうして三人は敵の大群の右側面に回ってそうしてだった。
そこから攻撃を仕掛けた、それで多くの敵を倒した。戦士達は戦術も使いつつ敵との戦いを行っていた。
院長はその戦局を見てカレーを作りながら述べた。
「うん、いい感じだね」
「そうですね」
エレンはその手伝いをしつつ応えた、足元には猫がいる。
「敵は多くて尽きませんが」
「いい具合に戦っているよね」
「はい、優勢です」
はっきりそう言えるというのだ。
「今は」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「ここはね」
「このままですね」
「やっていくといいよ、そして僕はね」
「カレーを作っていますね」
「皆が食べるね、ご飯も炊いているから」
見ればそちらはニコがしている。
「美味しく食べようね」
「わかりました」
エレンはにこりと笑って応えた。
「そうさせてもらいます」
「それでだけれど」
院長は包丁とまな板を使って野菜を切っているエレンのその包丁捌きにを見た、そのうえで彼女に言った。
「君はまたね」
「何かありますか?」
「料理上手だね」
「そうでしょうか」
「上達したのかな」
「そうだと嬉しいです」
「うん、それで切ったお野菜はね」
それはというと。
「その後でね」
「お鍋の中に入れてですね」
「煮ようね、あと隠し味に」
こちらの話もするのだった。
「林檎を擦って」
「そうしてですか」
「入れるから」
「林檎を使うんですね」
「あと蜂蜜もね」
これもというのだ。
「使うよ」
「カレーに入れますか」
「そうするんだ、そうしたらね」
院長はエレンに笑って話した。
「味が甘くなって深くもなるから」
「それで、ですか」
「入れるんだ」
そうするというのだ。
「時としてね」
「時として、か」
隣で医療品の用意をしているレダが応えた。
「そうなのか」
「カレーは色々な種類があるね」
「それはな」
「だからその種類に合わせてね」
「入れるものも変えるか」
「隠し味もね」
これもというのだ。
「そうしているんだ」
「そうなのか」
「だからね」
「今は林檎と蜂蜜でか」
「コーヒーを入れる場合もあるよ」
その場合もというのだ。
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