ハーケン会戦〜リィンの未来〜
[10/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
既にリィンが”今回の戦争の件での時代が求めた英雄”になるのではないかと疑っていましたが、アイドス殿と”契約”を交わしたという報告を受けた時点で”確信”しましたわ。――――――現にアイドス殿……いえ、ベルフェゴール殿を使い魔にした事を境にリィンの周りに次々と様々な立場、種族の方達が集まり続けてきたのですから。」
「……確かに言われてみれば、リィンさんがエレボニアを救う為にメンフィル帝国軍に戻る事を決意されてから、ベルフェゴール様の件を皮切りに様々な立場や種族の方々がリィンさんの仲間になりましたね。」
エマの疑問に答えたセシリアの説明を聞いたステラは今までリィンの仲間になった面々――――――ベルフェゴール達リィンの新たな使い魔の面々やアルティナ、アルフィン達、デュバリィ達”鉄機隊”、プリネ達にルシエル達を思い浮かべた後シズナに視線を向けた。
「フフ………特にベアトリース殿とルシエル殿、そしてミルディーヌ公女とミスルギ殿がリィンの仲間になった事はリィンもそうですが、我々メンフィル帝国にとっても大きかったですわ。」
「へ……な、何でそこでベアトリースとルシエル、ミュゼとシズナさんが出てくるんですか……?」
「――――――ベアトリースとルシエルは”戦場”を任せる事ができる”智勇の将”、”白銀の剣聖”は”斑鳩”の連中も含めて諜報活動もそうだけど”結社”のような”裏”の勢力に対抗できる”裏の協力者”、公女は政治方面を任せる事ができる”策士”と言った所かしら?」
セシリアの話が気になったマキアスは戸惑いの表情で訊ねると、セリーヌが目を細めて推測を口にした。
「まさにその通りですわ。ルシエル殿はリィンと”契約”を交わしてはいませんが……恐らく、この戦争でリィンとの”絆”は深まっている事もそうですがリィンの人柄にも惹かれているでしょうから、リィンに惹かれたルシエル殿が”契約”を交わして正式にリィンの仲間になる可能性は十分に考えられますし、私からもルシエル殿にルシエル殿を含めた天使部隊が正式にメンフィル――――――いえ、リィンに仕える事の提案をするつもりです。そしてミルディーヌ公女とミスルギ殿に関してはもはや説明は不要でしょう?」
「ふふっ、さっきも言ったように私達”斑鳩”は”相応の報酬”を支払ってくれるのだったら、”弟弟子の裏の協力者”になってあげても構わないかな。」
「ミュゼは本人がリィンと結婚する気満々ですものねぇ。」
「……例え結婚はできなかったとしても、彼女は彼女の思惑の為にもリィンと協力関係を結ぶ事は確実でしょうね。」
セシリアに視線を向けられたシズナは意味ありげな笑みを浮かべて答え、リシテアは呆れた表情で答え、エーデルガルトは静かな表情で推測を口にした。
「皮算用を立てるにも
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ