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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜リィンの未来〜
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いかと思われます。」

「オリエさん……ラウラさん……」

オリエに続くように意見をしたラウラの意見を聞いたセドリックは呆けた表情を浮かべた。



「いつからよ………」

「?」

するとその時サラは顔を俯かせて呟き、サラの様子が気になったセシリアは不思議そうな表情を浮かべて眉を顰め

「一体いつから、あんた達はこの戦争でエレボニアを叩き潰した後の事を考えていたのよ!?」

顔を俯かせていたサラは怒りの表情でセシリアを睨んで問いかけた。

「フフ………――――――”紅き(あなたたち)が和解の為に大使館を訊ねた日に、この戦争でエレボニアに勝利した後のエレボニアの処遇についての我が国の方針は既に決定していましたわ。”」

「なっ!?ぼ、”僕達が和解の為に大使館を訊ねた日”って事は、オリヴァルト殿下達がパント臨時大使やセシリア将軍達と会談している間に決まったという事ですか!?」

サラの問いかけに対してセシリアは静かな笑みを浮かべた後アリサ達とエーデルガルト達の双方が驚く答えを口にし、その答えを聞いたマキアスは信じられない表情で訊ねた。

「ええ。実は、貴方達が大使館を訊ねたあの時間にリウイ陛下達――――――メンフィル・クロスベル連合の代表者であるリウイ陛下達とヴァイスラント決起軍の代表者であるミルディーヌ公女との会談が平行して行われ、その会談によってヴァイスラント決起軍がメンフィル・クロスベル連合と協力関係を結ぶ事になった報告を受けたメンフィルの”本国”――――――つまりは、シルヴァン皇帝陛下達が先程説明した”この戦争でエレボニアを徹底的に叩き潰した後のエレボニアの処遇の諸々について、正式に決定しました。”」

「そ、そんなにも前から決まっていたなんて………」

「しかもあの時の同じ時間に、ミュゼ達――――――ヴァイスラント決起軍がメンフィル・クロスベル連合と協力関係になる会談が行われていたとは……」

「ミュゼ君達――――――”ヴァイスラント決起軍と協力関係を結ぶ事を知った直後に正式に決定した”という事は、元々その案が出ていて、ミュゼ君達ヴァイスラント決起軍の申し出もそうですが、アルフィン皇女殿下が内戦での1度目のユミル襲撃の件での責任を取る為にメンフィルの要望通り、自らエレボニアを離れてメンフィルが求める皇女殿下の処罰を申し出た事が”決定打”になったという所ですか?」

セシリアの答えを聞いたエリオットとガイウスは複雑そうな表情で呟き、アンゼリカは真剣な表情で指摘した。



「ええ。――――――ちなみにですが、処罰の件でのアルフィン皇女の奉公先についてリィンを含めて複数の候補がいた話は皆さんもご存知とは思いますが、その候補の一人としてリィンを挙げたのは私です。」

「ええっ
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