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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜リィンの未来〜
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りも、”貴方達が信じているリィンが保護を建前にした我が国がエレボニアに対して過度な干渉を行ったり、エレボニアの人々を苦しめる事を許さないでしょうし、皆さんも何らかの形でリィンに協力するのでしょう?”――――――パント様はあくまで”補佐”で、”立場としてはリィンがパント様よりも上”なのですから。」

「……ッ!」

「……リィン様が”エレボニア総督”になれば、わたくし達も何らかの形でリィン様の力になると確信した上で、リィン様に”エレボニア総督”を就任させる事を決められたようですから、今までわたくし達が誤解していた考え――――――”わたくし達とリィン様達の関係を断たせる為”という考えよりもある意味性質の悪い策略――――――いえ、”政策”ですわね。」

「リィンやエレボニアの為に”オレ達が協力することも想定済み”という事か……」

アッシュの指摘に対して反論した後微笑みながら指摘したセシリアの指摘に対してアリサが辛そうな表情で唇を噛みしめている中、シャロンは真剣な表情で呟き、ガイウスは複雑そうな表情で呟いた。

「フフ、我が国は”外国人であるリィン達による内戦での貢献に対する勲章の授与どころか、報酬すらも支払わないエレボニア”とは違いますから、我が国が保護をしている間のエレボニアに何か問題が起こり、その解決に貢献すれば当然”報酬”も支払いますし、もし何らかの理由で特定の機関、人物に対する紹介が必要なら紹介状も用意しますわよ。」

「内戦を勃発させた”元凶”である俺が言えた義理じゃねぇが、エレボニアがリィン達に内戦の件で表彰もそうだが、報酬も支払わなかった事について、あんた実は結構根に持っているだろ!?」

「ですがセシリア将軍の怒りは当然だと僕も思います。エレボニアは他国人であるリィンさん達を内戦で迷惑をかけた所か、内戦終結の為の大きな貢献までしてもらったにも関わらず、勲章の授与もそうですが報酬――――――”謝礼金”も支払わなかったのですから……」

「皇太子殿下………」

「……不敬を承知で進言させて頂きますが、内戦でのシュバルツァー少将達の件について後悔なされているのでしたら、この戦争――――――いえ、”黄昏”の件が終結した後に改めてシュバルツァー少将達を内戦終結の貢献の件での勲章の授与や報酬の支払いについて考える事は遅くないかと思われます。」

セシリアの答えに対してクロウは疲れた表情で指摘し、辛そうな表情で語るセドリックをユーシスは心配そうな表情で見つめ、オリエは静かな表情でセドリックに意見をし

「そうですね……内戦が終結して間もなくメンフィル・クロスベル連合との戦争が勃発した訳ですから、連合との戦争や”黄昏”の件を終えてから改めてリィン達への表彰や報酬の支払いについて考える事はオリエ殿の仰る通り、決して遅くな
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