ハーケン会戦〜リィンの未来〜
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側の守護のお手伝いをさせて頂きたいですね。」
「ったく、アンタの事だからどうせそんなことを言うだろうと思ったぜ。」
「フフ、さすがは”白蘭竜を継ぐ者”ですわね。――――――本気でリィンとの縁談を考えているのでしたら、アシェン嬢あたりをリィンに嫁がせるおつもりですか?」
するとその時チョウが拍手をしながら笑顔で話を続け、チョウの話を聞いたヴァンが呆れている中、セシリアは苦笑しながらチョウに問いかけた。
「さすがは魔道軍将殿。アシェン様の現在の年齢を考えると”縁談”はさすがに少々早い話ですし、”アシェン様自身も今はそのような事を考えている状況ではない”でしょうから、折を見ていずれ当主様達に提案させて頂こうと思っております。」
「その”アシェン”って誰?」
セシリアの指摘に対して恭しく礼をして答えたチョウの話が気になったフィーはチョウに訊ね
「アシェン様とは私がお仕えしている”ルウ家”の跡継ぎであられるシン・ルウ様の姉君――――――つまりは”ルウ家の姫君”でございます。ちなみに年齢は今年で13歳になりますね。」
「ハアッ!?13って事は俺より二つも年下じゃねぇか!?」
「対してリィンは今年で18歳……5歳差の縁談等決して珍しい話ではないが……」
「ちょっ、黒月が将来滅茶苦茶出世することになるリィンと縁談で繋がったりしたら今以上に滅茶苦茶厄介な存在になるから、勘弁してよ〜!」
チョウの説明を聞いたアッシュは困惑の表情で声を上げ、ラウラは真剣な表情で呟き、ミリアムは疲れた表情で声を上げた。
「フフ、話が逸れてきたようですから、最後に皆さんも気になっている”この大戦が終わった後のエレボニアについての処遇”――――――つまりは”エレボニアの存続”を目指している皆さんもそうですが、”エレボニアを救う”為に今まで戦ってきたリィンにとっても”朗報”となる情報を教えてさしあげますわ。」
「ぼ、僕達もそうですがリィンさん達にとっても”朗報”となる情報ですか……?」
「……今までの話から推測するにヴァイスラント新生軍の連合に対する今までの貢献もそうだが、皇女殿下達――――――連合の戦争相手の国家にとっては重要な家系の者達がメンフィルの”義勇兵”として今までメンフィル――――――連合に貢献してきた事に免じて、エレボニアは領土は削られ、莫大な賠償金や謝罪金を含めた様々なエレボニアにとっては不利な条件は科せられる条約はあるが、”エレボニアが国として存続する事を許す”といった所か?」
苦笑しながら答えたセシリアの答えが気になったセドリックが戸惑っている中アルゼイド子爵は真剣な表情でセシリアに訊ねた。
「まあ、概ねの流れはそうですね。――――――まず、この”大戦”を”メンフィル
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