ハーケン会戦〜リィンの未来〜
[2/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
――――――可愛い弟弟子の支えになるのも一興だし、私自身、弟弟子が”本気の私”を超える事ができたら、弟弟子のハーレムの一員になってあげてもいいと考えているよ。」
「へ………」
「ハアッ!?」
「何でそこで、あのリア充シスコン剣士のハーレムの一員になる話に繋がるんだよ!?」
笑顔を浮かべてとんでもない事を口にしたシズナの答えを聞いたアリサが呆けている中セリーヌは困惑の表情で声を上げ、クロウは疲れた表情で指摘した。
「フフ、私だってこれでも花も恥じらう乙女だからね。個人的に弟弟子のような男は好みだというのもあるが、同じ”師”を持つ弟子同士の間に生まれた子供に弟弟子の”八葉”と私の”黒~”を継がせるのも面白そうだからね。――――――案外ユン老師もそれを狙って、私と弟弟子を邂逅させたかもしれないかな。」
「……ッ!じゃあやっぱり、お祖父ちゃんが貴女にこの戦争でリィン君に協力するように言ったんだ……」
シズナの説明を聞いたその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アネラスは辛そうな表情で唇を噛みしめた後シズナを見つめ
「シ、シズナさんが”花も恥じらう乙女”って……」
「フン、”剣聖”で”猟兵”の癖に自らをそんな風に呼ぶとは厚かましいにも程があるな。」
我に返ったマキアスとユーシスはジト目でシズナを見つめ
「失敬だね。あ、さっきも言ったように、私が弟弟子のハーレムの一員になる必要条件として”弟弟子が本気の私を超える事ができた場合”だから、私を君達もよく知っている弟弟子の”天然ジゴロ”な性格で弟弟子のハーレムメンバーになったエリゼ達と一緒くたにしないでくれよ?」
「やれやれ、冗談抜きでとんでもない恋の強敵手が現れたようだね、アリサ君。」
「リィン様自身の元々の実力もそうですが、ベルフェゴール様達との契約による強化もありますから、リィン様でしたらいずれ、本気のシズナ様を超える可能性は十分に考えられますわね♪」
「ちょっ、二人ともこんな時に何を言っているのよ!?」
シズナの笑顔での念押しにその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アンゼリカは苦笑しながら、シャロンはからかいの表情でアリサを見つめて指摘し、二人に見つめられたアリサは二人に突っ込んだ。
「いやはや、”大戦の戦場”という状況でありながら初々しい話を出して場を和ませるとはさすがは”白銀の剣聖”殿です。白銀殿に続くという訳ではありませんが、私達黒月も是非共”灰色の騎士”殿と縁談で繋がり、異世界でのメンフィル帝国と”光陣営”による大規模な宗教戦争が勃発した時のメンフィル帝国への支援もそうですが”灰色の騎士”殿達によるゼムリア
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ