第72話 姉妹の絆
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「これはUーDが近いと言うことか?」
「だと思います」
「だったらここが踏ん張り所だね!」
3人で背を合わせ、自分逹を囲む断片逹を見る。
「だが、ここまでいると面倒な……」
そう呟くと同時に闇の欠片達が一斉に自分のデバイスを向ける。
「くっ、これは流石に……」
「不味いですね……」
「どうする……」
そんな時、
ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン!!
上から大量の魔力弾が飛んできて、全て闇の断片へと降り注いだ。
「な、何だ!?」
「王、あれを!!」
シュテルが指を指した方向には白い装甲を纏った男がいたのだった………
『マスター!』
「来て正解だったな。あいつらの上空から狙撃するぞ」
俺はすぐさま上空へ上がる。
パルチザンランチャーを構え……
「パルチザンランチャーBモード、行けー!!」
魔力弾を連射したのだった………
「大丈夫か?」
闇の欠片逹を倒した後、下に降りるとポカンとしている3人娘が。
「どうしたんだお前ら?」
「どうしたんだ………ではないわー!!」
手をバタバタさせながら文句を言うディアーチェ。
この様子を見るとどうしても王だって事を忘れてしまう。
「まあいいじゃないか、無事で何より………」
そう言いながらシュテルとレヴィを見る。
俺はアーベントを解いて、無意識に二人を抱きしめてしまった。
「な、何を……」
「お前ら本当に無事で良かった………マジで心配したんだからな」
「あ、あの……」
「くーるーしーい!」
「ああ、悪い」
慌てて二人から離れる俺。
「貴様、我の臣下に手を出すとは覚悟は出来ておるだろうな……」
ディアーチェがデバイスを向け、俺を威嚇する。
「貴様聞いて………貴様泣いているのか?」
ちくしょう、バレない様にしてたんだけど、見つかったか……
「や〜い、ビビって泣いてやんの!」
「泣き虫ですね」
「違うよ。………お前たちが元気で居てくれて本当に嬉しかったんだ。違う世界でもお前たちは俺の家族だからな」
「家族だと……?我は王ぞ!!貴様など家族に入れん!」
「つれないな、夜美」
「我はディアーチェだと言うておろうが!!」
からかうと面白いなディアーチェは。
「あの、あなたも未来から来たのですか?」
「まあ半分正解かな」
「半分?」
「ああ、そうだ、飴玉舐めるか?」
「舐めるー!」
アースラに行ったとき、貰った飴玉を3人にあげる。
ディアーチェは渋ってたけど、ちゃんと貰ってくれた。
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