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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第72話 姉妹の絆
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キャロ、アギトみんな大好きだよ」

『マスターって、よくそういう事普通に言えますよね?』

「おかしいか?」

『いえ、それがマスターの良いところでもあるのでしょうね』

俺は暫く、ずっと二人の様子を見ていた………








『あれ?』

「どうした、ラグナル?」

暫くして、俺はキリエとアミタと一緒にアースラヘ戻ることにした。
心配してるであろうみんなに謝る事と、合流して本格的にUーDに対して作戦を練る為だ。

『この反応は……夜美様、星様、ライ様ですね。どうやら戦闘中みたいです』

「戦闘中?」

『闇の欠片だと思います。でもこれって………』

「どうした?」

『マテリアルの欠片がかなりいます。3人で複数を相手してるみたいです』

「まずそうだな………キリエ、アミタ!」

「どうしました?」

「先に帰っててくれ、ちょっと寄る所がある!」

「ちょ!?あなた、さっきまで勝手な事するなって私に……」

「ラグナル、ブラックサレナは?」

『ダメですね、修復にはまだ掛かりそうです』

「ならアーベント」

『イエス、マスター』

俺はアーベントに換装。
キリエとアミタの反対の方向を向いた。

「ちょっと聞いてる!?」
「行くぞ!」

俺はキリエの言葉を無視して全力のスピードでマテリアル逹の所へ向かった。






「速っ………」

「何なのよもう!」

キリエは頬を膨らませ、零治の行った先を睨めつけている。

「ねえキリエ?」

「何よ……」

「お姫様抱っこはどうだった?」

ガクッ。
飛んでいたのにも関わらず、体がつまずいた様に傾く。

「な、何を言ってるのよ!!」

「だって、キリエって小さい頃ってお姫様になるって……」

「それは小さい頃の話でしょ!!もう早く行くよ!!」

恥ずかしさを誤魔化すようにアミタの手を掴み、飛んでいくキリエ。

「何恥ずかしがってるのよ〜」
「恥ずかしがってない!!」

2人の様子はどこの誰が見ても仲の良い姉妹だった………









空も暗くなり、闇が深まってきた上空。
そこでマテリアル逹は闇の断片と戦っていた。

「あーっ!うっとおしい!!邪魔をするなと言うておろうがー!!」

アロンダイトで向かって来たレヴィの断片を吹っ飛ばす。

「次から次へとキリが無いよ〜」

「エンドレスですね……」

シュテルはディアーチェをレヴィはシュテルの断片を相手にしていた。
だがどちらも、昔の自分達には負けることがなく、特に問題なく倒していった。
だが、闇の欠片は多く、次から次へと湧いてくる。


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