第六十九話 先輩達と会ってもその四十一
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「だったらね」
「クライマックスにも勝ってですか」
「そうなるわ」
「だといいですけれどね」
「もうそれは間違いないから」
この時はただこう思っているだけでした、ですが私は大学を卒業してお家に戻って結婚してから自分の言葉を遥かに超える強さでソフトバンクが日本一になり続けることを知りませんでした。
「阪神よりもね」
「阪神も」
「この前ね」
あの二〇〇五年のことです。
「あれはね」
「物凄かったですね」
「唖然となったわ」
終わった時にです。
「もう何これで」
「今もネットでネタになってますよ」
「ネタなの」
「三十三対四とか」
「そのまま点差ね」
そのシリーズのです。
「阪神とロッテの」
「ロッテに三十三点取られましたね」
「三試合連続で十点取られてね」
その間阪神は三試合で二点だけでした、物凄い有様でした。
「それで最後の甲子園の試合でね」
「三対二でしたね」
「バレンタイン監督の胴上げまで一直線だったわ」
見る見るうちにでした。
「本当に呆れたわ」
「ええ、ソフトバンクファンの僕から見ても驚きでした」
新一君も言うことでした。
「あれはなかったですよね」
「幾ら何でもね」
「あのシリーズはトラウマになっているわ」
私にしてもです。
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