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オズのホボ王子
第八幕その二
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 教授も皆もガーゴイル達が自分達のところに来るのを待ちました。彼等は一行の正面に舞い降りてきました。そのうえで尋ねてきました。
「あんた達どうしたんだい?」
「ここに何か用かい?」
「旅なら適当に歩いていってくれよ」
「わし等も止めないよ」
「わし等の家に入りたいなら案内するよ」
「ホテルを使いたくてもね」
「実は君達を招待したいんだ」
 王子はガーゴイル達に笑顔で自分が主催するパーティーのことをお話しました、そのうえで彼等に尋ねました。
「どうかな」
「へえ、わし等をなんだ」
「そうしてくれるんだ」
「それは有り難いね」
「というか悪い気さえするね」
「呼んでもらうなんて」
「いや、僕が招待したくてだから」
 それでとです、王子はガーゴイル達に答えました。
「遠慮はいらないよ」
「そうなんだ」
「そのまま参加していいんだ」
「そうなんだね」
「そう、そしてね」
 それでというのです。
「一緒に楽しもう」
「それじゃあね」
「わし等は何も食べないがね」
「参加させてもらうよ」
「そうさせてもらうよ」
「ではね、食べることがなくても楽しめるからね」 
 そのパーティーはというのです。
「是非来てね」
「そうさせてもらうよ」
「王子がそうまで言うなら」
「それならね」
「そうさせてもらうよ」
「それではね」
 ガーゴイル達も頷いてでした、こうしてです。
 彼等の参加も決まりました、その後は皆は岩山の間にある道を進んでいきました。そこには高山いいる色々な生きもの達がいました。
 オオツノヒツジにウンピョウ、ユキヒョウにナキウサギそして鳥達がいます。アン王女はその中でカモシカを見て言いました。
「ここも色々な生きものがいるわね」
「そうですね」
 神宝も頷きます、その生きもの達を見ながら。
「ここも」
「岩山にも沢山の生きものがいますね」
 恵梨香も彼等を見ています。
「何もない様で」
「それぞれの場所に自然があるんですね」
 カルロスの言葉はしみじみとしたものです。
「岩山にも」
「森にも草原にも海にも自然があって」  
 ナターシャも言います。
「岩山にもですね」
「そしてそれぞれの場所に生きもの達がいる」 
 こう言ったのはジョージでした。
「オズの国もそうですね」
「ええ、オズの国の自然は豊かでね」
 王女は五人に笑顔で応えました。
「それでこうしてね」
「岩山にも自然があって」
「そうしてですね」
「色々な生きもの達がいて」
「それで暮らしているんですね」
「その中で」
「他にもジャングルもサバンナもあるし」
 そうした場所もというのです。
「アマゾンもあるのよ」
「本当に色々な場所がありますね、オズの国は」
 ジョージもそ
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