第四百九十八話 戦闘ーバトルーその四
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「意識失う位はね」
「飲まないことですね」
「酒乱は駄目よ」
それはというのだ。
「絶対にね」
「やっぱりそうですね」
「飲んでもね」
それはいいがというのだ。
「飲まれないことよ」
「そうですね」
「だから」
「今もですね」
「意識なくなる位にはね」
「飲まないことですね」
「そうしてね」
「そうします」
エレンもそれはと答えた。
「私も」
「くれぐれもね、しかし本当に美味しいわね」
ニコも日本酒を飲んで述べた。
「このお酒は」
「大吟醸だよ」
院長が笑顔で言ってきた。
「僕のお勧めの」
「院長さんのお気に入りだったの」
「うん、おでんにはこれが一番いいと思ってね」
それでというのだ。
「持って来たんだ」
「そうだったのね」
「喜んでくれたら何よりだよ」
院長も飲んでいる、そのうえでの言葉だ。
「じゃあ意識失わない位にね」
「飲んでいくことですね」
エレンは今も飲みつつ応えた。
「おでんと一緒に」
「そうしていこうね」
「わかりました」
「そういえばエレンって主体性がないって言ってたけれど」
ネモはふとこのことを思い出した。
「最近言わないね」
「考えが変わりましたので」
にこにことしての返事だった。
「ですから」
「それでなんだ」
「今は言いません」
「そうなんだね」
「はい、私も主体性がありますね」
「誰だってかな」
「そのことがわかったので」
だからだというのだ。
「そうします」
「これからは」
「そうなんです」
「誰も主体性はあるわね」
ファリアは微笑んで話した。
「その大小はあっても」
「それでもですね」
「完全にない人はいないわ」
こうネモに話した。
「やっぱりね」
「そうですね」
「そうだ、主体性はあるべきだ」
ここで壇が言ってきた。
「それも強くな」
「ええと、壇さんはかなりですよね」
「強過ぎますよね」
ファリアもネモもそれはと返した、セブンナイツの他の面々も同意と言う顔だった。
「どうも」
「そうよね」
「それでいいのだ」
壇は胸を張って答えた。
「強ければ強いだけな」
「そうですか」
「壇さんとしては」
「主体性はな」
壇はファリアだけでなくネモにも答えた。
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