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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第71話 キリエの思い
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「零治さん、からかわないで下さい!」

いや、別にからかった訳じゃないんですヴィヴィオさん。

「時間移動については、分からない事が多いの………何とかしてあげたいけど、私1人じゃどうしようもないかもしれない。一緒に来てる姉がいるから彼女にも聞いてみる」

「あっ、はい………」

(何だか、我々が悪い事をしてしまったような………)

(うん…私も思ってた)

アインハルトとリリィが顔を見合わせ、ばつの悪そうな顔をする。
ヴィヴィオとトーマも同じような顔をしていた。
別にお前たちは悪い事してないんだけどな。

「あのー、私も話に混ぜてくれへんやろうか?」

「ああ、はやて」

すっかり蚊帳の外だったはやても寂しかったらしく、話に加わってきた。

「待って、もうすぐ済むから」

「うん……」

可哀想に………
また仲間外れにされてる。

「ごめんなさいね……こっちでやる事を片付けたら、あなた達が戻れるように努力する……だから安全な場所で、少し待ってて」

「あっ、はい……」

「八神ちゃんはこの4人を保護……」

「待て」

俺はキリエの言葉をさえぎり、気になってる事を聞いた。

「UーDはどうなった?」

「今、どこにいるのか分からへん。レヴィちゃん達にも協力してもらって対抗策を考えてる所や」

答えたのははやてだが、どこにいるのか分からないみたいだ。
………って、ちょっと待て!?

「アイツら生きてるのか!?」

俺ははやてに近づき肩を激しく揺すりながら聞く。

「い、生きてるで。まだレヴィちゃんだけやけど……正確にはプログラムを復元したらしいんたけど……」

「そうか、良かった……」
『ああ、本当に良かった……』
『本当にあの時は焦りましたからね……』

はやてから手を離し、ホッと一息吐いた。
本当によかった………

「もういいかしら?八神ちゃん、この子達を保護してあげて」

「了解や」

「この子達の素性とかは、あんまり聞かないであげてね。会話も控えた方がいいと思う」

「ん……分かった」

「すみません」

「お世話になります」

そして俺達を連れてはやてがいこうとすると、付いてこないキリエにはやてが声をかけた。

「キリエさん?」

「あっ、八神ちゃん?ちょっと調べたい事があるから先に戻ってて」

「えっ、でも………」

「大丈夫、ちゃんと帰るから」

「……分かりました、ほな先に行きます」

「………」

『マスター?』

「ん?ああ、行こう」

俺達はキリエを置いて、先に行くことにした………









アースラに着き、皆に軽く自己紹介と状況を聞い
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