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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第71話 キリエの思い
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けどごめんな、私達に付いてきてくれん?」

「う〜ん、俺はキリエ・フローリアンに用があるだけで、出来ればお前たちとは関わりたく無いからな……」

「それは未来から来たからなんか?」

「ああ、未来から………って!?」

「キリエさんから聞いたんや」

「あのクソピンク………」

だけどこれなら別に付いて行っても問題ないか?

「キリエ・フローリアンと会話出来るか?」

「出来るで」

「なら話をさせてくれないか?」










「あら?」

「見つけましたー!」

「私達と同じく、未来から来た方……」

「俺達が元の時間に帰る方法ー!!」

「教えてくださーいっ!」

「………はい?」

「何してるんだ、お前ら?」

「あっ、他の迷子の子や」

「零治さん!?何で八神司令と一緒に!?」

はやてに連れられ、キリエの所へ来てみると、4人が息切れしながらキリエに迫っていた。

「はやてに案内してもらったからな」

「ええっー!?私達は一生懸命逃げてこっちまで来たのに!?」

「ヴィータ師匠とか結構大変だったのに……」

「零治さんずるいです……」

いや、知らねえよ……

「あっ、やっぱり君逹は私の事司令って呼ぶんやね」

「あっ、す、すみません!!」

「い、いつもお、お世話になってます!!」

「はやて、お前一体何したんだ?こいつらの怯え方は尋常じゃないぞ……」

「な、何もしてへんよ!!」

うーうー唸りながら俺に文句を言うはやて。
だけどトーマとリリィの様子を見ればな………

「はやては大きくなると悪い子になるって事だな」

「私良い子やもん!!大きくなっても良い子やもん!!」

「わ、分かった、はやては良い子だな」

「全く………」

涙目になってきたので頭を撫でてなだめてあげた。
取り敢えず機嫌が直ったのでよしとしよう。

「八神司令可愛いね」

「リリィ、帰って八神司令に同じ事言ったら何かおごってあげるよ」

「………無理」

お前らもどんだけ怖いんだよ………

「もういいかしら?って………ああ、ロボット君以外のあなた達も未来から引っ張られて来ちゃったのね」

「私達、早く帰らなければいけないんです」

「どうしたら帰れますか?」

「向こうで待っている人がいるんで……早く帰りたいんですよ」

「だから知っている事を教えてくれ」

俺を含めて5人に迫られ、ばつの悪そうな顔をするキリエ。
そして………

「そう………迷惑をかけちゃったのね、ごめんなさい」

素直に謝ったのだった。

「………偽物?」

「違うわよ……」


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