第19節「Edge works feat.Thrustar」
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の声は……天羽、奏さん……!?」
「なんデスとッ!?」
「よっ、仲良しさん」
ff
S.O.N.G.が出撃できずにいる中、特異災害対策機動部一課の戦闘部隊は基地を守るべく奮戦していた。
「新型ノイズの位相差障壁は、従来ほどではないとの事だッ!解剖器官を避けて、集中斉射ッ!」
アサルトライフルからの銃撃はあまり大きな効果が見られないものの、ロケットランチャーでの攻撃は、アルカ・ノイズ数体の身体の一部を吹き飛ばし、その場で崩壊させていく。
「行けそうですッ!」
隊員の一人が呟いた、その時だった。
背後の壁を這って来た一体のアルカ・ノイズが、丸鋸のような解剖器官で隊員に襲いかかった。
「うわあああッ!?」
「くっ……うわあああッ!」
前方から隊列を組んで迫ってくるものだけでなく、背後から回り込んでくる数体のイモムシ型も警戒しなければならず、一課は苦戦を強いられていた。
これでも以前よりは善戦している方なのである。だが、人為的に統率できるという特性が、以前のノイズと比べて厄介極まりない特性となっていた。
「一課もよく持ちこたえてくれている。だが、このままでは──」
背に腹は変えられない。ここは俺が出向くべきではないか。
弦十郎がそう言い出そうとした時、現場をモニターしていた藤尭が何かに気づいたように叫んだ。
「──あれはッ!?」
ズームアップされる映像。
そこには、戦場に立つ3人の人影があった。
『行くぞ後輩どもッ!』
『はいデスッ!』
『うんッ!』
「調、切歌!?それに……」
「奏ッ!?」
「あいつら、いつの間に!?」
マリアと翼、そしてツェルトが目を剥いた。
直後、戦場に3つの聖詠が響き渡る。
「──Croitzal ronzell gungnir zizzl ──」
「──Various shul shagana tron──」
「──Zeios《ゼイオス》 igalima raizen tron──」
橙、薄紅、翠緑。それぞれ3色の閃光が弾け、少女達は鎧を纏う。
今この瞬間、ザババの双刃を纏う2人の装者、そして撃槍・ガングニールを担う古兵が、晴天の元に復活した。
「ギアの改修が終わるまで──」
「この発電所は……」
「守ってみせるデスッ!」
ff
「シュルシャガナとイガリマ、並びにガングニール、交戦を始めましたッ!」
「お前たちッ!何をやっているのか、分かっているのかッ!」
専用のLiNKERが無い今、調と切歌がギアを
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