暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第六十九話 先輩達と会ってもその四十

[8]前話 [2]次話
「事実僕も近鉄という企業は嫌いですし」
「それは野球関係よね」
「そこからですね、というか近鉄って今野球も劇団もあやめ池もなくて」
 あやめ池にテーマパークがあったことは私も知っています、もう奈良県にテーマパークは存在しないとのことです。
「伏見桃山城も」
「京都の百貨店もなくなったわね」
「しかもあの時嫌なものばかり目にしたので」
「野球のチームがなくなる時?」
「それでもうです」
 凄く嫌そうに言いました。
「嫌いになったんです」
「それで今はソフトバンク応援してるのね」
「そうなりました」
「お母さんが九州出身で王さんの野球が好きで」
「ですから」
 それでというのです。
「今はホークスファンです」
「そうなったのね」
「近鉄の日本一観たかったですね」
 一度はという言葉でした。
「本当に」
「その気持ちはわかるわ」
「けれど今は」
「ホークスの日本一ね」
「それを楽しみにしています」
 笑顔での言葉でした。
「強いですがどうも」
「クライマックスに弱いのよね」
「残念ですよね」
「ええ、ただね」
 私が思うにです。
「近いうちに日本一になれるわよ」
「そうでしょうか」
「だってあんなに強いのよ」
 毎年三位までに入っていてリーグ優勝も多いです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ