第四百九十七話 訓練ートレーニングーその十三
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「本当にどの世界でもだからね」
「私達の予想を超えますね」
「それも遥かにね」
「嬉しい計算違いですけれど」
「これが人間なのかな」
「予想を超えることもですね」
「このこともね」
明日那に考える顔で応えた。
「そうなのかな」
「ですね。私達の予想ってかなり高く定めていますけれど」
「その高い予想すらね」
「軽々と超えるのがね」
「人間ですね」
「そうかもね、そして限界はない」
院長はこうも言った。
「そうしたものだね」
「限界は突破するものですね」
「ニャア」
ファリアは猫を出して言った、そして猫もここで鳴いた。
「そうですね」
「そうそう、限界は壁だけれどね」
「その壁はですね」
「常にね」
「突破出来るんですね」
「無理だと思っても」
それでもというのだ。
「必ずね」
「突破してですね」
「さらに上にね」
その域にというのだ。
「達することが出来るよ」
「そうなんですね」
「だからね」
「限界を感じても」
「それで終わりじゃないから」
「さらにですね」
「上の域に進めるよ」
「それが人間だから」
「そうなんだ、僕だってね」
院長はファリアに自分の見て来たそれを話した。
「飛彩も永夢君も大我君もね」
「ライダーの皆さんがですね」
「限界を乗り越えてきているのを見てきているから」
「だからですか」
「言えるんだ、ゲームのレベルは限界があるよ」
マックス、それがというのだ。
「けれど現実の人間はね」
「その限界をですね」
「乗り越えてね」
そうしてというのだ。
「無限にだよ」
「強くなれるんですね」
「そうだよ」
まさにというのだ。
「それが人間だよ」
「ただ食べるのは限界があるわね」
ニコは笑って話した。
「お腹一杯食べたらね」
「それでだな」
「入るところがなくなるから」
レダに応えた。
「だからね」
「それでだな」
「限界があるわ」
食べる量にはというのだ。
「どうしてもそれ以上食べたいのなら」
「消化してからだな」
「そうなるわ」
「そういうことだな」
「けれど消化したら」
「また食べられるな」
「それが出来るわ」
それは可能だというのだ。
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