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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
意外性
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る分痛いほど分かりますけどね。

「ま、まさかここまで狙ってタッグ戦を提案したというんですの!? 」

「今まで静かにしていたのもこのためと……く、中々侮れないなカルラ」

 ああ、こうしてまた誤解が深まっていくんですね……

 ちなみにこのタッグ戦、二人とも一夏さんに八つ当たりとばかりに攻撃を集中して私は眼中にないようでした。
 結果だけ言えば3勝0敗で私と一夏さん組の勝ち越しなんですが……勝った気がしません。

 特にボロボロになった一夏さんと対照的に装甲さえ全く無傷の私はどう声を掛けろというのでしょう。
 えっと……

「ごめんなさい一夏さん。こんな時どんな顔したらいいか分からないんですけど」

「笑えば……いいと思う……よ……ガク」

 笑えません。


――――――――――――――――――――――――――――――


「ふんふんふーん♪」

 訓練が終わった後、久しぶりに今日は時間があります。
 何故って、それこそISが無傷だったからに他ありません。弾の補充はすぐ済みましたし、傷がない以上直す必要がありません。
 というわけで私はいつもより二時間ほど早く部屋に戻って趣味に没頭できるというわけです。
 隣で箒さんと鳳さんらしき声の言い争いが聞こえてきたりしていましたがそんなことは関係ありません。ええ、ありませんとも。

「ふんふーん」

 自然と手の中のものを拭く作業で鼻歌も出るというものです。
 ちなみに今手にあるのは大型自動拳銃『デザート・イーグル』。アメリカ製で自動式拳銃の中では世界最高の威力を持つ弾薬を扱えるという一品です。

 ああ、鈍い鉄の光沢……無駄のない綺麗なライン……そして何といってもこの重量感。たまりませんね。

 『デザート・イーグル』の整備を終えて壁にかかっている飾り棚に戻します。こういう時一人部屋はいいですね。誰にも趣味に対して言われません。
 えっと次は隣の『グロック17』ですね。うーん、『ベレッタM92』の整備は明日ですかね。流石に一日二丁くらいにしておかないと集中力が持ちませんからね。

 銃の整備は時間が掛かりますが……まあその時間がいいというかなんと言うか。
 この部屋に来てからそろそろ一か月経ちますしライフルとか大型のものを家から送ってもらおうかなあ。M4とかドラグノフとかー、そしたらもっと大きな飾り棚が必要ですよね。今度の休日にそれに使えそうなものを見に行くとして……とりあえず送ってもらうものを考えないと幅も分かりませんし送ってもらうものを考えましょう。うむむ、やっぱりドラグノフですかね。申請通るといいんですけど。

ゴンゴン!

 そんなことを考えつつ、次に整備するために置いていた『グロック17』を手に取った瞬間誰かが
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