女傑編 ウルトラバークファイト
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ぁーッ!」
彼女達の白く艶やかな脚と、ピンと伸びた優美な爪先が再び弧を描き。この一室にいるキル星人達を1人残らず叩き伏せるまで、そう時間は掛からなかった。
白い爆乳と巨尻を揺らして蹴りを放つ彼女達の華麗な脚技は、邪悪な異星人達をものの数分で叩きのめしてしまったのである。この一室につながる自動ドアが開かれたのは、その直後のことだった。
「琴乃様、アメリア様、凛風様! ご無事でしたかッ!?」
雄の情欲を煽る、扇情的なボディライン。白くたたわな双丘に、安産型のむっちりとした巨尻。
その全てをありのままに浮き立たせている、極薄の新型戦闘服に袖を通したエレーヌが、新型突撃光線銃「BURKライフル」を抱えてこの一室に駆け付けて来たのである。
琴乃達の定時連絡が途絶えたことから状況を察した彼女達が、救出作戦を実行していたのだ。
フランス支部が新たに開発したという、携帯性に秀でたブルパップ型の新型光線銃。そのBURKライフルを抱えている彼女は、混乱に乗じて一気にこのフロアまで突入して来たのである。白兵戦に秀でている彼女との合流を果たした琴乃達は、その心強さに安堵の表情を浮かべていた。
「エレーヌ、よく来てくれた! 無事とは言い切れんかも知れんが、問題はない! アメリア、凛風、直ちに脱出するぞッ!」
「了解っ! ……ちょっと蹴り足りなかったけど、この辺で勘弁しておいてあげるわ」
「……跡形もなく消えちゃうんじゃあ、蹴りようもないわね。最後の最後まで、忌々しい連中だわ」
エレーヌから副兵装のBURKガンを受け取ってすぐに、白衣を翻して走り出していく琴乃。そんな彼女に続き、アメリアと凛風もその場を後にする。絶命に伴い消滅していくキル星人達を、汚物を見るような眼で一瞥しながら。
◇
白い爆乳と巨尻をばるんばるんと弾ませ、汗ばむ肉体から甘い匂いを絶えず振り撒き。くびれた腰を左右に振りながら、地上に続く螺旋階段を駆け登っていく琴乃達。
そんな彼女達の眼に、あるものが飛び込んで来た瞬間――4人の女傑は、思わず息を呑んでいた。
「あれは……!」
「……私も潜入する途中であれを見付けた時は、驚かされました。キル星人め、まさかあんなものまで……!」
基地の格納庫で眠っている、キル星人達の「切り札」。それはまさしく、6年前に地球に飛来して来たものと同じ――恐竜戦車だったのだ。
「き、貴様らいつの間に……ぐはぁッ!?」
「失せなさい下衆共、私達の邪魔はさせませんッ!」
行手を阻むキル星人の兵士達をBURKライフルで矢継ぎ早に撃ち倒しながら、琴乃達を連れて地上を目指しているエレーヌも、恐竜戦車の巨躯を前に険呑な表情を浮かべている。絶命と共に消滅していくキル星人達を冷たく見
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