女傑編 ウルトラバークファイト
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対に、絶対に許さないからッ……!」
一方、琴乃達を捕らえている男達――キル星人の科学者達は、そんな彼女達の姿を虚勢に過ぎないと侮っていた。
彼らは得意げな笑みを浮かべてカプセルに歩み寄ると、琴乃達の肉体から漂う甘美な雌の芳香を鼻腔で堪能しながら、その下顎を指先でくいっと持ち上げている。彼女達の瑞々しい柔肌を味わうように、白い頬を粘ついた舌でべろりと舐め上げる者もいた。
柔肌をなぞり上げて来る指の感触。頬を這い回る厭らしい舌先。体臭を嗅ぎ回って来る鼻先の動き。その全てに女傑達は激しい屈辱と嫌悪、そして憤怒を覚えていた。
洗脳薬液への耐性の強さは本物のようだが、それも所詮は時間の問題。今に自分達に従順な奴隷となり、地球侵略の尖兵として働いてくれるようになる。キル星人達は皆、それを確信しているのだ。
「……ふんっ、どこまでも詰めの甘い奴らめ。今のBURKの主力が、私達だけだとでも思ったか?」
「何ィ……?」
それでも、琴乃達は諦めない。彼女達にはまだ、頼れる仲間がいる。キル星人達がそれを思い知ったのは、それから間も無くのことであった。
「……ッ!? な、なんだこの揺れはッ! 地震かッ!? ええい、地震大国はこれだから……!」
「ち、違います……! これは砲撃ですッ! BURKの砲撃がこの基地の上にッ!」
「な、なんだとォ!?」
突如、この地下秘密基地に強烈な振動が襲い掛かって来たのである。先ほどまで余裕綽々といった様子で琴乃達を見下していた科学者達は、予期せぬ事態に慌てふためいていた。
そして、振動の弾みでカプセルが倒れてしまい――琴乃達の白く豊穣な肉体が、薬液の外へと放り出されてしまう。Lカップ、Kカップ、そしてGカップの双丘が、たわわに躍動していた。
「……私達を、BURKを無礼た。それが貴様らの、最大の敗因だ」
反撃の機は熟した。爆乳を揺らしている女傑達の鋭い眼光が、そう語っている。
「……ふんッ!」
「はぁあッ!」
「とりゃああッ!」
「ぐはぁあッ!? き、貴様らッ……!」
そしてカプセルの外に転がり出た瞬間、地を踏み締めて飛び出した琴乃達の美しい回し蹴りが、科学者達の延髄に炸裂した。その反動で、女傑達のむっちりとした巨尻もぷるんと弾んでいる。
鮮やかな弧を描くように放たれた、白く肉感的な美脚による強烈な一撃。それを急所に浴びてしまった科学者達は瞬く間に意識を刈り取られ、その場に倒れ伏してしまった。
彼らが着ていた白衣を素早く奪い取り、白く豊満な柔肌の上に羽織った女傑達は――これまでの屈辱を怒りに変えて、恐れ慄くキル星人達を睨み付ける。
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「貴様ら……もうタダでは済まさんぞッ!」
「ひ、ひぎゃあ
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