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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第89話 魔法じゃなくて魔王少女?四天王サニーの受難と禍の団の罠 後編
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以上だよ」
「俺を知ってるって事はやはりビンゴか?」
「残念ながら俺はグルメ細胞を与えてもらっただけさ。でもその人物のボディガードはしてるよ」
「つまりお前をとっつかまえれば一気に問題解決まで近づくわけだな?」
「ははっ、意外と好戦的なんだね。俺も君と戦ってみたいけど今の任務はその女のフォローなんだよ」


 すると背後から黒い炎の鞭が飛んできたため俺はジャンプして回避する。どうやら褐色女がダメージから回復しちまったみたいだな。


「避けるな!」
「馬鹿じゃねーの、戦いの最中に油断なんかするかよ。まずはお前から……」
「動くなと言ったよね。次に動いたらこの槍を彼女に突き刺すよ」
「ぐっ……」


 俺は褐色女にトドメを刺そうとするがフードの男がセラに槍を突きつけたため動きを止める。


「人質とは卑怯な手を使うじゃねえか、美しくねえな」
「ふふっ、まあ厳しい自然界で人質なんて戦法はされないだろうしね。でも俺は弱っちい人間だから汚い手も使わせてもらうよ」
「その言い方だとG×Gに行ったことがあるのか?」
「ああ、勿論だ」


 ただグルメ細胞を貰っただけでなく実際にG×Gにも行ったことがあるのか、コイツ。こりゃ黒幕とは深いつながりがあるな、なんとしてもコイツを捕まえねえといけねぇな。


「私を無視するな!」


 だがそこに褐色女の炎の鞭が俺に当たり胸を焼いていく。しかも炎が傷口にとどまりいたぶるように焼いていく。


 はっ、こんなモンなんとも……ぐっ!?……ねえんだよ!!


「ぐぅ……!」
「あはは!どう、私の炎の味は?傷口をいたぶるように焼いていくのが良い感じでしょう?」
「さ、最悪の気分だな……料理人だったら鼻で笑われるいい加減な火加減だ、まったく調和出来てねぇ」
「相も変わらず減らず口を……ならお前を料理してやるわ!」


 褐色女は攻撃を避けられなくなった俺に嬉しそうに鞭を振るってくる。肩や足を焼かれていくが俺は苦痛の表情は浮かべないように我慢していた。


「あッはッは!無様ね!所詮人間など私達の敵ではないのよ!」
「はっ、その人間に人質を取ってもらえないと攻撃も満足に当てられない奴が何を言ってるんだ?血しか誇れる部分が無いからセラに負けたんじゃねえの?」
「黙れ!」


 褐色女は炎を剣のような形にして俺の胴体を斜め一閃に切り裂いた。そして傷口に剣を突き刺してグリグリと抉ってくる。


「がぁぁ……ッ!!」
「もっと苦しみなさい!真なる魔王である私を侮辱したことを後悔しながらね!」
「もうやめて!」


 更に俺に攻撃をしようとした褐色女をセラが止めた。


「セラフォルー、今いい所なのよ?なにもできないクズが口を挟
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