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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第89話 魔法じゃなくて魔王少女?四天王サニーの受難と禍の団の罠 後編
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side;サニー


「死になさい!」


 褐色女は魔力の弾を放ってくるが俺はフライ返しでそれを撥ねかえした。


「くそッ!何故効かない!?」
「へっ、さっきまでの光景をまるで見てないみたいだな。遠距離技は俺には効かないぜ、近寄ってきたらどうだ?」
「そうしたらあの馬鹿たちみたいに捕まるでしょう?絶対に近づかないわよ!」


 俺は褐色女を挑発するが先程まで激高していた時は違って冷静にそう判断した。チッ、流石にあの馬鹿な奴らとは違うって訳か。


「とはいえこのままではいつまで立っても決着がつかないわね。なら今こそ刮目しなさい!これが私の得た新たな力よ!」

 
 等々グルメ細胞の力を使うって訳か。さてどんな力かお手並み拝見といこうか。


「……」


 だが褐色女は黙り込むと動かなくなった?なにしてるんだ、コイツ?


「……許せない。絶対に許せない……」
「あぁん?」
「ただ強い力を持っていただけで魔王になった奴らを許さない……私達を見捨てて偽りの魔王に付いた貴族どもが憎い……私達の苦労も知らずに能天気に生きている下級悪魔どもめ、苦しめ……純潔を穢す存在でしかない転生悪魔どもめ、死に絶えろ……神器などというゴミのような能力で私達に歯向かう人間め、大人しく家畜として生きればいいのに……ああ、憎いわ……」
「な、何をいってるの……?」


 褐色女はぶつぶつと何か恨み言を呟き始めた。コスプレ女も動揺した姿を見せている。


「おいコスプレ女、あの褐色女は前からあんな性格なのか?」
「コ、コスプレって……私の名前はセラフォルーだよ!」


 コスプレって呼ばれたことが気に食わなかったのかそんな感じで怒ってきた。


「ふーん、じゃあセラ。あいつは何をやってるんだ?」
「セ、セラ!?そんな呼ばれ方サーゼクス君にもされたことないのに……ど、どうしよう。なんだか胸が熱くなってきちゃった……!」


 俺は面倒くさかったので略して名前を呼ぶがセラは何故か顔を赤くしてぶつぶつと呟き始めた。レヴィアタンって奴らはこういうおかしなことするのが普通なのか?


「何やってるんだ、お前?」
「え、えっと何でもないよ!……で、できれば君の名前も教えてほしいなーって思ったりして……」
「サニーだけど」
「へ、へぇ!いい名前だね!すっごく似合ってる……うん、カッコいいよ……」
「そりゃどうも。それよりもさっさと質問に答えてほしいんだけど?」
「カ、カトレアちゃんは嫉妬しやすい子だけどあんなにブツブツ言ったりしなかったと思う。まあ態度が酷すぎて周りから嫌われてたのは変わってないけど……」
「ほーん……ってなんかアイツ燃えてねえか?」


 少し褐色女から目を離
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