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『外伝:青』崩壊した世界に来たけど僕はここでもお栄ちゃんにいじめられる
やっぱりフォーリナーはおそろしい話
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「…。」
カーテンの開けられた窓から陽の光が差し込み、僕は目を覚ます。
昨日のことは…まぁ覚えている。
夢の中で楊貴妃…ユゥユゥと出会い、
本当になんやかんやあって大変なことになった。
しかし、助けに来てくれたお栄ちゃんのおかげで僕はこうして目覚め、現実へと帰還できたんだ。
さて、朝ごはんを作らなきゃ。
「…っ。」
不自然にふくらんだ布団。
ときどきもぞもぞと動き、さらにおちんちんをいじられてる感覚を覚える。
どうせお栄ちゃんだ。
眠気覚ましに金玉空っぽにしてやるヨとか言ってくるに違いない。
やれやれと思いつつも布団をめくりあげた。
「もうお栄ちゃ……。」
もうお栄ちゃんってばしょうがないなぁ…
と、僕も満更ではない感じで言おうとした言葉は途中で止まる。
何故ならば、そこにお栄ちゃんはいなかったから。
じゃあ代わりに誰がいたか?
「あ、おはようマイマイ。幼なじみらしく起こしに来たんだけど…”コッチ”はもう起きてたみたいだから…ちょっと抜いてあげようかなーって。」
「」
フォーリナー楊貴妃。
ユゥユゥが、僕の布団の中にいた。
?
「知ってたの!?」
「あぁ、気がついたらいた。」
それから朝食。
いつもはお栄ちゃんと僕、そしてとと様の二人と一匹でいただくのだけれど、今日は少しだけ賑やかになった。
「でも良かったわ。私も舞さんの作った朝ごはん食べてみたかったの!これがジパングの朝食なのね!」
1人はアビー。
この崩壊世界には前々から来たかったらしいけど、自分一人では来ることがほぼ不可能だったとのこと。
なんか女神?がフィルターを張ってて、外側からの脅威は入れないようになってるんだって。
アビーはそれに認定されちゃったけど、僕と仮契約を結んだことでこうして夢の世界ではなく、現実に現界できるようになったとのこと。
にしても仮契約…?
いつしたっけ?
それはそれとしてもう1人なんだけど
「おいしいねマイマイ!白米ももっちりつやつやしてて、きゅうりの浅漬けもすごくいい塩梅で、何よりたくさんのおかず!どれも最高だよ!」
ユゥユゥこと、フォーリナー楊貴妃。
ついこの前夢の世界で知り合った…というよりかはほぼ誘拐みたいなことをされた。
あんなことがあって平然とここに来たのは疑問だ。
「うん。それはありがとうなんだけど…。」
「なんだけど?」
「なんでここにいるの?」
そう聞くと、ユゥユゥは手を止め、箸を置くと両手を頬に当て、僕から視線を逸らす。
「だって…あんなことされたら責任とって欲しいな、って…。」
「え…?」
頬を赤くして何を恥ずかしそうに言うんだろう。
あんなこと?僕はあの時何
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