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レーヴァティン
第二百四十九話 全土に道と港をその十一

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「ああなっている」
「そうだな」
「そしてだ」
「経済は余計に悪化しているな」
「ワイマール体制下のドイツでもだったな」
「異常なインフレになってだ」
「山の様な紙幣で卵一個等な」
 酒場でビールを飲んでいるうちにそのビールの値段が上がる様な惨状であった、当然まともに暮らしていける状況ではなかった。
「有り得ない状況だった」
「マルクは紙屑になっていた」
「文字通りのな」
「そうした状況にしない為だ」
「やがてはだな」
「造幣所を一つにしてだ」
 そのうえでというのだ。
「やっていきたい」
「帝国とも話してだな」
「そうだ、金がないなら刷ればいい」 
 英雄はこうも言った。
「これはだ」
「経済を崩壊させる考えだな」
「そして幾らでも刷ればな」
「今の様な考えになるな」
「そうなる、ドルの流出の話もあったが」 
 かつてアメリカで叫ばれていたことだ。
「これはドルを輸出していると思えばな」
「いいことだったな」
「これ程安く益のある輸出はなかった」 
 見方を変えればというのだ。
「そうなる、しかしな」
「今ここで我等が話していることはな」
「そうではない、二つの浮島で出回っているだ」 
 その状況の中でというのだ。
「その分を考えるとな」
「世界が限られているからな」
「考えて造らないとだ」 
 さもないと、というのだ。
「ならない」
「その通りだな」
「だからだ」
 その為にというのだ。
「統一してだ」
「お互いそうなってだな」
「それからはだ」
「造幣のこともだな」
「帝国と話す」 
 その様にするというのだ。
「さもないと経済が崩壊する危険もあるからな」
「そして経済が崩壊するとな」
「強い国もな」
 これもというのだ。
「海の魔神を倒す為のな」
「それもないな」
「ない、経済が崩壊するとだ」
 そうなればというのだ。
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