第千九百六十八話 黒田さんの為に
[8]前話 [2]次話
第千九百六十八話 黒田さんの為に
榎本武揚さんは黒田さんの助命嘆願もあった暫く牢に入るだけで済みました、そして出所してです。
新政府に加わりましたがそこで黒田さんに言いました。
「君に救われた命だ」
「だからでごわすか」
「これからは君の為にこの命使おう」
「そう言ってくれて嬉しいでごわす」
黒田さんは感涙して言いました。
「宜しくお願いするでごわす」
「うむ、これからはな」
「共に日本の為に頑張るでごわすよ」
「そうしていこう、きっとだ」
榎本さんは笑顔で言いました。
「日本は素晴らしい国になるぞ」
「どんどん発展してでごわす」
「今は小さな国だが」
それでもというのです。
「世界のトップに立つまでのだ」
「凄い国になるでごわす」
「私達がそうするのだ」
「皆で頑張ってでごわす」
そのうえでとお話するのでした、敵将が味方になるという少年漫画みたいな展開が現実にあったのです。
第千九百六十八話 完
2022・5・22
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ