第64話 【別視点】前線の宙(そら) その2
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いと願う指揮官など、この世の中にそれほど多くはいない。そういう事だ」
「閣下」
「副官。この話はこれで終わりだ。余計な口は開かぬように」
私が厳重な口止めを副官に命じると、何故か副官は感動したような視線を向けて私に敬礼する。実戦経験の乏しい彼のことだ。どれだけ私が彼を欺いているのか、真実を知れば私など唾棄すべき存在だと理解できるだろう。神がいるというならば、私は救わなくて構わないのでどうか彼らを救ってほしい。そう切に祈らざるを得ない。
そんな哀れな願いが通じたのか、ムキになった叛乱軍の爆撃や上空示威飛行などを見せつけられた四日間のあとに福音が届いた。超光速通信という形で。
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