第七幕その六
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「沼地の中のホテルにね」
「面白そうだね」
「一人一人でも何人かずつでも泊まれるよ」
そのホテルにというのです。
「だからどうかな」
「うん、それじゃあね」
王子はカエルマンの提案に笑顔で頷きました、そうしてそのうえで皆にお顔を向けてそのうえで尋ねました。
「皆もそれでいいかな」
「面白いホテルね、それじゃあね」
「今夜はそこに泊まろう」
「近くに温泉もあるっていうし」
「そこでくつろぎもしてね」
王女とモジャボロに弟さんそれに教授が応えました、皆笑顔です。
「そうしよう」
「晩ご飯はテーブルかけで出して」
「それで食べよう」
「そうそう、食べものはホテルも用意してくれるよ」
カエルマンはここでこのことも思い出してお話しました。
「そちらもね」
「そうなんだ」
「これまた近くの川の幸それにこの村の田畑や牧場のものを使ってね」
そうしてというのです。
「美味しいものを出してくれるよ」
「それでだね」
「そちらも楽しめるからね」
「食事のことも含めて」
「そのホテルに泊まったらどうかな」
こう言うのでした。
「当然子供達もね」
「うわ、何か楽しみだね」
「沼の中のお部屋なんて面白そうだね」
「是非泊まってみたいよ」
「そんな場所もオズの国ならではよ」
ジョージ達五人もそれならとなっています。
「それじゃあ」
「是非今夜は」
「お食事も温泉も楽しんで」
「沼地の中でね」
「一泊させてもらおう」
「君達もそう言うなら決まりだね、じゃあ今日はそこに一泊しよう」
王子はここで完全に決めました、そうしてです。
カエルマンに紹介されてまずはホテルが出してくれた川の幸も田畑や牧場のものを使った素敵なディナーを楽しんでです。
そのうえで、です。温泉も満喫してから沼地の中のお部屋に入りました。皆まずはロビーに入りましたが。
ウィンキーの黄色い泥に覆われたロビーは不思議なものでした。上も横も全て黄色く光る泥に照らされていて。
そして席があり沢山のお客さんがくつろいでいます、床はしっかりとした石のもので固まっていて靴を汚さず黄色い絨毯が敷かれています。
そしてホテルマンの人達にそれぞれのお部屋に案内されることになりましたが。
泥に扉が出てそこを潜るとでした。
丸い球体の周りが泥に覆われて下の方に絨毯で敷かれた床とベッドがあります、そのベッドに皆読になってそれぞれのお部屋で休みました。
そして翌朝お部屋からも沼地からも出てその傍の席で朝ご飯のモーニングセットを食べつつ皆でお話しました。
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