ハーケン会戦〜メンフィルの真の思惑〜
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ンフィル帝国に戦争を仕掛けるでしょうし、対するメンフィル帝国も”闇夜の眷属”の国である事から恐らく”闇陣営”の宗教組織や国家ともある程度の親交があると思われますから、当然”闇陣営”の宗教組織や国家に連合の呼びかけをして連合を組んで対抗するでしょうね。」
「それどころか”闇陣営だけでなく、メンフィル帝国と親交がある光陣営の宗教組織や国家とも連合を組む”かもしれないな。メンフィル帝国は”光と闇の共存”を理想としている事から、”闇陣営”だけでなく”光陣営”の宗教組織の一部も自国の領土で活動する事も受け入れているようだからな。」
「あっ!」
「”癒しの女神”――――――”イーリュン”を信仰する”イーリュン神殿”かっ!!」
厳しい表情を浮かべて口にしたアルゼイド子爵の推測を聞いたアリサは信じられない表情で声を上げ、シャロンとジンは真剣な表情で推測し、ジンの話を聞いて”癒しの女神”――――――”イーリュン”の信徒にしてメンフィル帝国の皇家の関係者でもあるティナとティアを思い浮かべたアネラスとアガットはそれぞれ声を上げた。
「フフ、”イーリュン神殿”に限らずメンフィル帝国と親交がある”光陣営”の宗教組織や国家も”闇陣営”と比べれば数は少ないですが存在していますし、そもそもマーズテリア神殿は”光陣営”の中でも強大な勢力である事から高圧的な態度を取る事が多く、その件で同じ”光陣営”の宗教組織や国家に不快感や不信感を持たれたりしているとの事ですから、マーズテリアが連合を組んで我が国に戦争を仕掛けた所でマーズテリアの連合を崩す余地が十分にあると我が国は考えていますけどね。」
「”強大な勢力である事から高圧的な態度を取る事が多く、その件で他勢力に不快感や不信感を持たれたりしている”、ですか。フフ、まるで今のエレボニアのような宗教組織のようですね、そのマーズテリアとやらは。」
「………………」
「貴様……ッ!我が国を……皇帝陛下を侮辱しているのか!?」
「確かに今回の戦争の件を抜きにしてもエレボニア――――――オズボーン宰相による強引な政策を考えたら他勢力からそんな風に見られても仕方ないかもしれないけど、”黒月”のあんた達にだけは言われる筋合いはないわよっ!」
セシリアの指摘を聞いて静かな笑みを浮かべて呟いたチョウの言葉を聞いたセドリックは辛そうな表情で黙り込み、ユーシスとサラは怒りの表情で反論した。
「それよりもラウラのお父さんの推測を肯定したって事は、メンフィルはその”マーズテリアを含めた光陣営との全面戦争に向けて、エレボニアの件も含めて色々と考えている事”は本当のようだね〜。」
「そ、その……シルフィアさんには失礼を承知で言いますけど、シルフィアさんの復活の公表によって戦争が勃発するこ
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