ハーケン会戦〜メンフィルの真の思惑〜
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その時女性の声がその場に響き渡った後銀の騎神――――――アルグレオンが転位で現れた!
「銀の騎神――――――サンドロット卿……ッ!」
「おいおいおい……!この場にアンタが現れたって事は、アンタまで俺達の足止めを担当しているって事かよ!?」
「ちょっ、シズナさん達に加えて”槍の聖女”まで僕達の足止めに充てるなんて、戦力の割き方がおかしいんじゃないのか!?」
銀の騎神の登場に仲間達がそれぞれ血相を変えている中ラウラは真剣な表情で声を上げ、クロウとマキアスは表情を引き攣らせて指摘した。
「それだけ、連合もそうですが灰獅子隊も今回の要請を紅き翼の介入によって変化する事を恐れている証拠なのでしょうね。――――――それにシュバルツァー少将達にはデュバリィ達に加えてロゼも加勢していますし、何よりもシュバルツァー少将が今までの出会いによって”絆”を結んだ心強き存在も共にいるのですから心配は無用です。」
「お祖母ちゃんまで直接学院長を討つつもりでいるリィンさん達に加勢しているなんて……」
「”今までの出会いによって絆を結んだ心強き存在”………ベルフェゴール達の事ね………」
「確かにただでさえリィン達にはヴァリマールに加えてエリスとエリゼ――――――”金の騎神”と”神機”の協力まであるのに、そこに鉄機隊にロゼ、ベアトリース以外のリィンの使い魔達全員まで加勢したら、学院長達にとっては分が悪すぎる相手になるだろうね。」
リアンヌの話を聞いたエマとアリサは複雑そうな表情を浮かべ、フィーは真剣な表情で分析した。
「………なるほど……今までの話でおぼろげではあるが、ハーシェル艦長代理が先程口にした”メンフィル帝国がエレボニア帝国の存続を許す理由を作る為に隠されているメンフィル帝国の真の思惑”が見えて来たな……」
「それはどういう事ですか、父上……!?」
するとその時考え込んでいたアルゼイド子爵が真剣な表情で呟いた言葉を聞いたラウラは驚きの表情でアルゼイド子爵に視線を向けて訊ねた。
「恐らくメンフィル帝国は将来勃発すると確信しているそのマーズテリア神殿――――――いや、最悪は”メンフィル帝国の件を切っ掛けに勃発する光陣営と闇陣営の全面戦争に全力を注ぐ為にこの戦争で滅ぼすつもりでいたエレボニアを存続させる事で、エレボニア――――――いや、ゼムリア側のメンフィル帝国の内政もそうだが、外交の絶対的な安定化”を図っているのだろう。」
「ひ、”光陣営と闇陣営との全面戦争”って……!」
「そのマーズテリア神殿は”光陣営”の”筆頭”に等しい宗教組織との事ですから、マーズテリア神殿がメンフィル帝国を滅ぼす為に同じ”光陣営”の宗教組織や国家に連合の呼びかけをして連合を組んでメ
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