ハーケン会戦〜メンフィルの真の思惑〜
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ルフィア様の”神格位剥奪”よ。」
「”神格位剥奪”って何?」
「………”神格位剥奪”とは神々から”神核”を与えられて”神格者”に到った人物がその”神核”を与えた神々、もしくはその神々を信仰する宗教組織に対する反逆行為等を行う事でその”神核”が剥奪されることを指す。」
「……ちなみに”神核”を失った”神格者”は”消滅”するんだよ。」
「それと”神核”は”魂と同化”している事から、”神格者の消滅”は”魂の消滅”をも意味しているから、”神核”を剥奪された”神格者”は”転生すらも絶対に不可能”なんだ。」
静かな表情で答えたエーデルガルトの答えが気になったフィーの疑問に対してドゥドゥーは重々しい様子を纏い、アメリアとフランツは悲しそうな表情で答えた。
「た、”魂の消滅”って……!」
「………”神格位剥奪”とは実質”神格者の処刑”か。」
「それも”転生すらも絶対に不可能な処刑”とか、普通の処刑よりも酷すぎだろ……」
「”神格位剥奪”が行われる理由は”神核を与えた神々やその神々を信仰する宗教組織に対する反逆行為”と言っていたが、シルフィア卿はマーズテリア神殿に対してどのような反逆行為を行ったのだ?」
ドゥドゥー達の説明を聞いた仲間達がそれぞれ血相を変えている中アリサは信じられない表情で声を上げ、ユーシスは真剣な表情で呟き、クロウは疲れた表情で呟き、アルゼイド子爵は静かな表情でセシリア達に訊ねた。
「リウイ陛下達――――――”メンフィル帝国の理想である光と闇の共存に共感し、リウイ陛下に忠誠を誓った事です。”」
「ええっ!?ど、どうしてメンフィル帝国の理想に共感し、リウイ陛下に忠誠を誓った事で、そのマーズテリア神殿という宗教組織はシルフィア卿の”神格位剥奪”を行ったのですか!?」
ステラの答えを聞いたセドリックは驚きの表情で声を上げて疑問を口にした。
「それはリウイ陛下達が建国した”メンフィルが闇夜の眷属の国であり、シルフィア様が忠誠を誓ったリウイ陛下も闇夜の眷属であるから”ですわ。」
「”メンフィルが闇夜の眷属の国であり、シルフィア卿が忠誠を誓ったリウイ陛下も闇夜の眷属であるから、シルフィア卿の神格位剥奪を行った”……?」
「意味不明だよ〜。」
「……――――――!そういえば、以前殲滅天使はディル=リフィーナは宗教や神々、それに人間や異種族もそれぞれ”光陣営”と”闇陣営”に分かれて争っている世界のような話を口にしていたわよね?」
「あ……っ!」
「そして”闇夜の眷属”は”光陣営”の宗教からすれば、”魔族”――――――つまり、”闇陣営”に値する為、その”闇夜の眷属”の血を引くリウイ陛下に忠誠を誓い、”闇夜の眷属”の国となったメンフィル帝国の”守護神”とし
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