ハーケン会戦〜メンフィルの真の思惑〜
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大国を排除、もしくは2度と歯向かえない状況に陥らせれば、残った国はメンフィルと同盟を組んでいるリベールとメンフィルに対しては”中立”かつ保有戦力はリベールを下回るレミフェリア、そして七耀教会の総本山のアルテリアで、後は自治州や都市国家だけでメンフィルに戦争を仕掛ける可能性がある勢力は皆無になるな。」
「アルテリアとメンフィルは古代遺物の所有を巡って微妙な関係ではありますが……幾ら何でも宗教組織である七耀教会がメンフィルが七耀教会の信徒達を虐げた訳でもないのに、”裏”の事情だけで一国家に戦争を仕掛けるといった異世界の宗教組織のような大それたことは考えないでしょうね。」
「ハッ、アタシ達に隠れて裏でコソコソとしている”僧兵庁”の連中ならありえるかもしれねぇが、そんなことになったら教会は”僧兵庁を切り捨てる”でしょうね。――――――何せ、”エレボニアという実例”があるのですから。」
「………………」
一方ある事に気づいたエレインは厳しい表情でセシリアを睨み、エレインに続くように厳しい表情で声を上げたジンの推測を聞いたアネラスは不安そうな表情で呟き、アガットは真剣な表情で推測し、複雑そうな表情で呟いたトマスに続くように鼻を鳴らして答えたセリスの推測を聞いたロジーヌは複雑そうな表情で黙り込んだ。
「フフ、エレイン・オークレールさんでしたか。”準遊撃士”でありながら、今までの話だけで我が国がクロスベルと連合を組んだ”メンフィルの思惑の一つ”に気づくとは、相当優秀な方ですわね。やはり遊撃士という存在は、”一部”を除けば優秀な存在ばかりのようですわね。」
「……ッ!そんな理由の為に、エレボニアのようにメンフィルに対して国際問題を起こした訳でもない共和国に戦争を仕掛けて滅ぼすなんて……!」
「ま、今更”真実”を知った所で共和国は”王政”のエレボニアと違って、皇族――――――”旗印になるような血筋は既に滅んだ”から、”独立”は厳しいだろうな。」
「フフ、例え100年前の革命のようにシーナ・ディルク達のような存在が立ち上がった所で、メンフィル・クロスベル連合の前には敵わないでしょうね。」
セシリアは微笑みを浮かべてエレインを賞賛し、賞賛されたエレインは怒りの表情でセシリアを睨み、話を聞いていたヴァンは肩をすくめ、チョウは苦笑していた。
「テメェらは今の話を聞いて何も思わないのかよ!?」
するとその時アッシュはエーデルガルト達に問いかけ、問いかけられたエーデルガルト達は少しの間黙り込んだ後答え始めた――――――
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