暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜メンフィルの真の思惑〜
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で指摘し

「フフ、魔道軍将殿の仰る通り、確かにメンフィル帝国の行いは”世界の在り方である等価交換”ですね。」

「ま、”戦争の為の等価交換”ってのは趣味が悪い事は否定しないけどな。」

「………ッ!!」

「………………」

「そ、それは………」

「確かに”煌魔城”で”リィンを利用する事”を公言した”鉄血宰相”の様子からすると、”鉄血宰相”はリィンに”無償奉仕”させるつもりだったでしょうね。」

「実際、”本来の歴史”でもリィン君はオズボーン宰相によって”要請(オーダー)を請けざるを得ない状況に陥らせられて要請を請け続けた”との事だから、多分だけど”本来の歴史”では”要請を請けた事に対する報酬”すらもリィン君に支払われなかったんだろうね。」

「ああ……そんで”利用価値”がなくなったら、切り捨てただろうな。何せ、”本来の歴史”でも”黄昏”が発動した後暴走したリィンを無力化して幽閉したらしいからな。」

「確かにオジサンの性格を考えたら、”リィンにただ働きをさせた所でリィンがそれを理由に要請を断らない”だろうから、リィンには1ミラも支払わなかったんだろうね〜。」

セシリアの指摘に対して静かな笑みを浮かべて答えたチョウの言葉に続くようにヴァンは肩をすくめて呟き、”煌魔城”での出来事を思い返したサラは悔しそうな表情で唇を噛み締めて黙り込み、セドリックは辛そうな表情で黙り込み、サラのように煌魔城での出来事を思い返したエマが複雑そうな表情で答えを濁している中セリーヌは疲れた表情で呟き、アンゼリカとクロウ、ミリアムはそれぞれ複雑そうな表情で推測を口にした。



「―――――!待って……今の話が真実だとしたら、メンフィル帝国がクロスベルと連合を組んで共和国を滅ぼした”真の目的”は………!」

「マーズテリア神殿――――――”光陣営との全面戦争に向けてゼムリア側のメンフィル帝国の領土の外交状況の絶対的な安定化を図ると共に、光陣営との戦争勃発後ゼムリア側でのメンフィル帝国に支援してくれる大国を生まれさせる為”か……!」

「た、確かにクロスベル帝国はクロスベル帝国建国にあらゆる事柄でメンフィル帝国に対して大きな”恩”がありますから、その”恩”を返してもらう為に大規模な宗教戦争状態に陥ったメンフィル帝国から何らからの支援を求められれば、応じざるを得ないでしょうね……ディル=リフィーナ出身のヴァイスさん達はメンフィル帝国と”光陣営”の関係も知っている、もしくは気づいていたでしょうから、メンフィルにクロスベルとの連合を持ち掛ければ応じる可能性は高いと判断して、連合を持ち掛けたかもしれませんね……」

「ああ……しかも今の西ゼムリアの各国家の国力もそうだが、メンフィルとの関係を考えたらエレボニアとカルバード。この二
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