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ウルトラマンカイナ
女傑編 ウルトラガールズファイト 前編
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 琴乃、早く発砲許可をくださいッ! 私達に……こいつらを撃つ許可をッ!」

 そして。金髪のショートヘアを靡かせ、Eカップの双丘をぷるんと揺らし、真っ直ぐな眼差しでダダを射抜いている、BURKフランス支部歩兵隊隊長・エレーヌ。
 彼女達5人が突入して来るタイミングを待ち侘びていた琴乃は、誤射を避けるために伏せながら――声を上げる。

「待たせたな、皆! ――撃てぇえッ!」

 その叫びが、合図だった。地に伏せながらBURKガンを構える琴乃と共に、光線銃を握る5人の美女達は同時に引き金を引いたのである。

「……ウルトラマンさえ居なければ、強気に出れるとでも思ったか? 私達BURKを、地球人類を無礼(なめ)るな……!」

 反撃の暇も与えられず、何人ものダダが同時に撃ち抜かれたのはその直後だった。世界各国から結集したエリート美女達の銃撃は、卑劣な異星人の両脚を正確無比に撃ち抜いて見せたのである。

 発砲の瞬間にぶるんと弾んだ、美女達の爆乳が魅せる扇状的な躍動。それが、ダダ達が倒れる前に目にした最後の絶景であった。

 暁嵐真(あかつきらんま)椎名雄介(しいなゆうすけ)覇道尊(はどうたける)八月朔日要(ほずみかなめ)、そして荒石磨貴(あらいしみがき)
 彼ら5人の美男子達を何としても射止めたい、という一心でこの東京に残留している彼女達の結束の強さが、この一糸乱れぬ連携に表れている。

「……!? しまったッ! あいつ、超能力で壁を……!」

 だが、包囲射撃から運良く逃れた者が居たのか――辛うじて被弾を免れていた1人のダダが、コンクリート壁を通り抜けてこの場から逃走してしまう。

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