女傑編 ウルトラガールズファイト 前編
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「くッ……!」
だが、ダダは数名掛かりで執拗に琴乃を狙っている。このままでは、多勢に無勢であった。ほどなくして琴乃は、壁際に追い詰められてしまう。
鋭く目を細める彼女の白い頬を、冷や汗が伝う。その液体から漂う芳醇な女の香りに、異星人達は下卑た笑みを溢していた。
じりじりと包囲するように迫り、ミクロ化器の集中砲火を浴びせようとする数名のダダ。しかし琴乃は、その窮地に立たされながらも不敵にほくそ笑んでいた。
「……ふん。どうやら、私達BURKを少々侮り過ぎているようだな?」
その瞬間――琴乃が蹴破ったドアから、続々と「増援」が突入して来たのである。琴乃はダダ達を逆に包囲するため、敢えて単独行動を装っていたのだ。
琴乃のものと同じBURKガンを手に、ダダ達を取り囲む5人の美女。彼女達は全員――世界各国の支部から出向して来た、エリート中のエリートであった。
その豊穣な肉体に隙間無くぴっちりと張り付いている新型戦闘服が、彼女達の規格外なプロポーションをこれでもかと強調している。
中には豊穣過ぎる乳房がスーツに収まり切らず、白く深い谷間が強調されている者もいた。そこから漂う甘い汗の香りが、この薄暗い一室を女の匂いで染め上げている。
「さっすが琴乃、作戦通りぃ! 自分から囮役を買って出るなんて、なかなかのガッツじゃない! ウルトラマン達の戦いに6年も付き合って来たって言うだけのことはあるようねっ!」
艶やかな金髪とKカップの爆乳を揺らしている、快活なBURKアメリカ支部戦闘機隊隊長・アメリア。
「……全く、いつものことながらあなたは少々無謀過ぎます。少しは日本支部の隊長としての重責を自覚されては如何です? これでは、あなたの部下達もいつか心労で倒れてしまいますよ」
ブロンドのポニーテールとIカップの果実を弾ませている、クールなBURKロシア支部戦車隊隊長・イヴァンナ。
「ま、私達に掛かればこんなミッション楽勝だから良いんだけどね! 白兵戦って言うのは本来私達の領分じゃあないけど……出来ないとはちっとも思ってないんだしッ!」
三つ編みリングに結われた黒髪を靡かせながら、強気に胸を張ってGカップの乳房を主張させている、BURK中国支部爆撃機隊隊長・凛風。
「それにしても……うふふっ、人間標本だなんて随分と恐ろしいことをお考えなのですね。……一方的に蹂躙される側の恐怖、というものを教えてあげる必要があるようですわ」
金髪のロングヘアとFカップの乳房を揺らしながら、穏やかでありつつも殺気を纏った笑みを浮かべている、BURKイギリス支部艦隊司令官・オリヴィア。
「生きている人間を標本にするだなんて……人間としても、BURKとしても許せないッ!
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