第二部 1978年
ソ連の長い手
ミンスクハイヴ攻略 その3
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ではあるが、緊々と伝わって来るような気がした
「愚痴だ……。忘れてくれ」
そう言って同輩は済まなそうに呟いで謝罪してきた
黒い瞳は、何処か愁いを帯びている
「貴様らしくないぞ。思う存分暴れようではないか」
不安に感じた彼は、そう嘯き、同輩を励ます
「ユルゲン……」
「一足先に行ってるぜ」
そう言うと両手の親指を立て、モニター越しに整備員に合図する
親指を立てる……、駐機体制から飛行体制への合図
戦闘機乗り時代から続く『チョーク外せ』のポーズを取った後、彼は滑走路に向かった
そして跳躍ユニットを吹かして、勢いよく出撃する
みるみるうちに小さくなっていく基地の姿を振り返る
正面に向き直ると、エンジンを全開にして、匍匐飛行に切り替えた
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