第二章
[8]前話
「それは困るよ」
「ううん、それよりも運動させましょう」
お兄さんは驚く小吉を見ながら園長先生にお話しました。
「食べたらです」
「その分身体を動かせばいいということだね」
「はい、それでどうでしょうか」
「そうだね、じゃあそうしよう」
「蜂蜜はそのままいい子にしていたらご褒美にして」
「運動をさせるね」
「そうします」
園長先生にこう答えてでした。
お兄さんは小吉にダイエットの為に運動をさせる様になりました、色々な運動の為のおもちゃを熊のコーナーに入れたりコーナー事態に遊び場を多くもうけてです。
小吉にこう言いました。
「これからは毎日ここで熱心に身体を動かすんだよ」
「お兄さんこう言ってるけれど」
「お兄さんが言うならそうしなさい」
お母さんは小吉に優しく言いました。
「そうすればあんたはこれからも蜂蜜を舐められるのよ」
「お兄さんの言うことを聞いたら」
「そうよ、だからね」
「毎日ここで身体を動かせばいいんだね」
「そうしなさい、わかったわね」
「僕わかったよ」
小吉は今回もお母さんの言葉に頷きました、そうしてです。
毎日おもちゃを使ったり遊び場で熱心に身体を動かしました、するとです。
「痩せてきたね」
「はい、やっぱりです」
飼育員のお兄さんはスマートになった小吉を見て笑顔になった園長先生にお話しました。
「食べる量を止めたり何かを食べさせないよりです」
「運動させることだね」
「そうすればです」
それでというのです。
「痩せますので」
「蜂蜜を止めなくてよかったね」
「はい、ですからこれからも」
「運動をさせてだね」
「蜂蜜をあげます」
お兄さんも笑顔になっています、そうしてです。
小吉はこの時もいい子にしていたご褒美でお兄さんから蜂蜜を貰いました、その美味しい蜂蜜を舐めてお母さんにとても美味しそうに言いました。
「今日も美味しいよ」
「よかったわね」
「うん、だからこれからもね」
「運動をしてね」
「いい子にしていてね」
そうしてというのです。
「蜂蜜を貰うよ」
「そうしなさいね」
「それで蜂蜜を食べるよ」
笑顔でお母さんに言ってでした。
蜂蜜を舐めるのでした、その蜂蜜はとても美味しかったです。
熊のおやつ 完
2022・5・19
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