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遊戯王EXA - elysion cross anothers -
TRICLE STARGAZER
TRSG-JP007《その日、少女は泣き崩れた》
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えてましたよね。宣言するカードは《朱光の宣告者》です、手札を見せてください!」
「……ええっ!?」

 ゆみなちゃんがカードを宣言するのと同時に、私の手札がソリッドビジョンで大きく表示された。


《大天使クリスティア》
《神秘の代行者アース》
《オネスト》
《朱光の宣告者》
《マスター・ヒュペリオン》


「……な、なんですかその手札は………!?」

 ……うん、私もそう思うよ。たった今《マスター・ヒュペリオン》をドローするまで、私もどう動けばいいかわからなかったんだもん。

「……とりあえず《朱光の宣告者》を墓地に送ってください」
「うん、わかった……」

 ソリッドビジョン上で、《朱光の宣告者》のカードが音を立てて砕け散った。壊れたカードと同じものを手札から墓地に送って……これで2枚。

「……とりあえず、《神秘の代行者アース》を召喚するね。効果でデッキから2枚目の《創造の代行者ヴィーナス》を手札に加えるよ」

 私の場に、銀色の髪をした天使が舞い降りた。沙耶ちゃんは男の()って言ってたけど……うん、確かにそうかも。男の子か女の子かわからないし。

 神秘の代行者アース
 ☆2T ATK/1000→1200

「行くよ! レベル3《創造の代行者ヴィーナス》にレベル2《神秘の代行者アース》をチューニング!」


 (ひと)歴史(れきし)科学(かがく)(とも)に、時空(じくう)(つな)奇跡(きせき)(つむ)ぐ!

 (つかさど)りしは人々(ひとびと)正義(せいぎ)異端(いたん)(こば)(こころ)()(かみ)

    ☆3+☆2=☆5

 シンクロ召喚(しょうかん)()(はな)て、断罪(だんざい)(とが)


「来て、《A・O・J カタストル》!」

 光の中から姿を表したのは、全身を白い金属で覆われた四足歩行の機械。頭の部分には丸い珠みたいなものが嵌め込まれていた。

 A・O・J カタストル
 ☆5 ATK/2200→2400

「これで、墓地に天使が4体……!」
「うん、ゆみなちゃんの《マインドクラッシュ》に助けられちゃった」

 《マインドクラッシュ》を撃ったことが、そのまま仇になるなんて初めて見た。普通に考えれば間違いなはずがないのに。

「……だけど、それはちょっとお預けかな。墓地の《創造の()()()ヴィーナス》を除外!」

 それに、この道は途絶えない。私の場で小さな炎が渦を巻きはじめる。

「私に力を貸して! 《マスター・ヒュペリオン》!」

 それはまるで、私の呼びかけに応えるかのように。炎の渦
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