第千九百六十一話 二代目は薩摩隼人
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第千九百六十一話 二代目は薩摩隼人
伊藤さんの次の日本の上司の中で一番偉い人即ち総理大臣はどなたになったかといいますと。
「おいじゃ」
「ああ、黒田さんですか」
「北海道から戻ってきたとよ」
黒田清隆さんは日本に豪快に笑ってお話しました。
「宜しく頼むでごわす」
「こちらこそ」
「あとあまりなまらん様に話すでごわす」
薩摩弁のことも言うのでした。
「それで隈さあが待ってると聞いたでごわすが」
「大隈さんですか」
「今何処におるでごわすか」
「今は国会です」
「そうでごわすか、後で話してくるでごわす」
「わかりました」
「いやあ、北海道は寒かったでごわす」
薩摩人の黒田さんにとっては尚更でした。
「東京も寒いでごわすが」
「北海道は比べものにならなかったですね」
「そうでごわしたよ」
ですがその北海道で、です。
黒田さんは皆の為に頑張って発展の土台を築きました、そうして東京に戻ると総理大臣になったのです。
第千九百六十一話 完
2022・5・19
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