第六話
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もしかして、サンタってのが何なのか分かった上であの格好してたってこと?
だとしたら何だろう、すっごい腹が立つ。
「お前の中のサンタ像は一体どんなもんなんだ、小夜!」
あら、やっぱり正体バレてたのね。バレてるのならこれ以上サンタを装っている意味が無いか。
「毎年、輝宗様はこんな格好して私達のところに来てたんですよ?
年々ホラーになってくるサンタが恐ろしかったこと恐ろしかったこと。本当、心臓に悪かったですよ」
お面を外してそんなことを言うと、政宗様が顔を顰めて溜息を吐く。
「ったく……親父も人を驚かせるのが好きだったからなぁ。で? お前一体何しに忍び込んできたんだ」
「え? 政宗様を脅かしに」
「テメェ、俺にトラウマ植え付ける気か!!」
あ、それ面白そう。そんな風に思ったけどとりあえず黙っておきました。
だって、そんなこと言ったらお仕置きされちゃうじゃないのよ。
普通に拳骨貰うくらいなら良いけど、その場に押し倒されて性的なお仕置きとかされちゃったら嫌だし。
まぁ、そうなったら即小十郎に交代するけどね。
「ま、半分は冗談ですけど」
「半分本気だったのか!」
「はい、良い子にクリスマスプレゼント。あ、般若のお面つけた方が良かったですか?」
「付けるんじゃねぇ!!」
引っ手繰るようにして私達が用意したクリスマスプレゼントを受け取った政宗様は、包みを乱暴に開いて出てきたものに目を細めていた。
「これは?」
クリスマスって言えば、クリスマスツリーとかリースですよ。
まぁ、この日しか使えないけど、こういうものは政宗様結構好きだからね。南蛮被れしてるし。
「クリスマスリースですよ。流石にツリーは用意出来なかったからリースにしましたけど、部屋に飾って下さい」
「Hum……? なかなかcoolじゃねぇか」
にやりと笑って小十郎お手製のクリスマスリースを見ている。
柊の葉を触るのが嫌だったから小十郎にぶん投げたわけだけど、随分と綺麗に出来ているのが小十郎らしい。
政宗様が嬉しそうにしてるのを見て、小十郎も満更ではなさそうだし。
「で? クリスマスプレゼントはこれで終わりか?」
「まだ何か欲しいんですか」
にやりと笑う政宗様の表情が何処か下品だ。これは絶対よからぬことを考えてる。
「そうだな、折角お前から来たんだから」
「あの、この身体は小十郎と同じものですよ?
私を抱くってことは、イコール小十郎と関係持つってことですからね?
姿形が違っても同じものですから。政宗様、小十郎を抱く覚悟はおありですか?
ちなみに小十郎に覚悟は出来ていません」
先手を打ってそう言ってやれば、政
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