第二十二話 身体が丈夫ならその三
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「肩や肘、腰や膝にもね」
「いいのね」
「踵とかにもね」
「お風呂ってそこまでいいのね」
「だから銭湯でもお風呂に書いているのよ」
その湯の説明にというのだ。
「腰痛や肩凝りにいいとか」
「あっ、書いてるわね」
実際にとだ、実加も頷いた。
「よくね」
「そうでしょ、だからね」
「お風呂は怪我にもいいのね」
「そうよ、怪我をしてからもね」
「いいのね」
「だから武田信玄さんも入ってたのよ」
甲斐の虎と呼ばれた戦国大名である、風林火山で知られる軍略で有名だがむしろその領地経営が素晴らしかったと言われている。
「戦場の怪我を癒す為にね」
「温泉に入ってたのよね、あの人」
「それで早く治して」
そうしてというのだ。
「戦場に戻っていたのよ」
「そうしたこともしていたの」
「他にも打ち身や擦り傷にもいい温泉あるし」
「怪我をしてからもなの」
「お風呂、温泉はいいのよ」
「そうなのね」
「お風呂も怪我にいい、そして怪我がない」
それこそというのだ。
「これが最善よ」
「スポーツチームもね」
「だから今シーズン阪神は強くてね」
目の前の試合は負けているが、というのだ。
「巨人は弱いのよ」
「そういうことね」
「まあ巨人は普通に弱いけれど」
「余計に弱くなっているのね」
「只でさえ選手層が薄いのに」
それも十二球団でダントツにだ。
「どんどん怪我していったら」
「尚更弱くなるわね」
「ええ、それに私達だって怪我嫌でしょ」
理虹は妹にこうも言った。
「やっぱり」
「それはね」
その通りだとだ、実加も答えた。
「何かと不自由になるから」
「腰とか痛くなってもね」
「動きにくくなるわよね」
「膝や肘が痛くなってもよ」
「肩凝りとかも」
「風邪ひいてもでしょ」
理虹は病気の話もした。
「頭痛くて熱が出て」
「咳と鼻水が出てね」
「もう嫌になるでしょ」
「私学校休むよりずっとベッドの中にいる方が嫌よ」
実加はかなり活動的な娘である、それですぐに身体を動かしたがるのだ。事実休日でもすぐにベッドから出て動きはじめる。
「風邪ひいてね」
「あんたはそうよね」
「さぼることもしないし」
これも実加の性分ではない、授業は出られたら真面目に出るタイプなのだ。
「だから風邪ひいたら」
「それだkでよね」
「不幸に感じるわ」
「そうでしょ、本当に健康がね」
「第一なのね」
「私達自身もね、健康第一って言うけれど」
理虹はさらに話した。
「本当に身体の何処も悪くなかったらね」
「それだけでいいわね」
「幸せじゃないかしら」
「そうなのね」
「ええ、最近そう思うわ」
「お姉ちゃんは健康でしょ」
実加はヤクルトの攻撃がはじまったの
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