第一章
[2]次話
タビタ奥さんのお話U
タビタ奥さんはこの時息子のトム、娘のミトンとモペットの食べものの好き嫌いについて悩んでいました。それでお友達のピーターラビットの奥さんに相談しました。
「うちの子達皆人参が嫌いなの」
「そうした子多いわよね」
「そうなの、人参は栄養が沢山あるのに」
それなのにというのです。
「カレーライスやビーフシチューに入れてもね」
「食べないのね」
「三匹共どちらも好きなのに」
カレーライスもビーフシチューもというのです。
「だからね」
「人参をどうして食べてもらうか」
「そのことでね」
「今悩んでいるのね」
「どうしたものかしら」
こう言うのでした。
「本当にね」
「だったらね」
それならとです、ピーターラビットの奥さんはタビタ奥さんに言いました。
「ジュースに入れてみたら?」
「ジュースに?」
「そう、ミキサーで野菜ジュース作るでしょ」
「ええ、うちもね」
兎であるピーターラビットの奥さんのお家ではいつもです、そしてタビタ奥さんのお家も時々なのです。
「そうするわ」
「だからね」
「野菜ジュースになの」
「そう、人参も入れて」
「ミキサーに一緒に」
「それで飲んでもらったらどうかしら」
「そうね、あの子達他のお野菜は食べるの」
このこともお話するのでした。
「トマトも胡瓜もセロリもね」
「だったらね」
「そうしたものと一緒になの」
「そう、人参もね」
このお野菜もというのです、今お話の主題であるそれを。
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