暁 〜小説投稿サイト〜
星河の覇皇
第八十一部第一章 全戦線でその十四

[8]前話 [2]次話
「戦闘になればな」
「投入してきてですか」
「恐ろしい力を見せるだろう」
「左様ですか」
「あの国が潜水艦を建造すると」
 その時のこともだ、ギルフォードは話した。
「恐ろしいものが出来る」
「そうなりますね」
「卿も察するな」
「あの国の国力と技術力を考えますと」
 それならと言うのだ。
「相当な潜水艦をです」
「出してくるな」
「はい、ですから」
 それでとだ、モンサルヴァートはさらに話した。
「恐ろしい脅威になります」
「ならだ」
「その情報もですね」
「仕入れたい」
「ではマウリアからのルートを」
「再び使ってだ」
 そしてというのだ。
「そしてな」
「情報をですね」
「仕入れていく」
「そう思いますと」
 ギルフォードの今の話を聞いてだ、モンサルヴァートはこう彼に言った。
「これまでです」
「マウリアに工作拠点を設けていってだな」
「そのことを進めてきてです」
「正解だったな」
「はい、連合から情報を得るには」
 それにはというのだ。
「あちらのネットやマスコミの記事だけではです」
「到底足りないな」
「そういったものも重要ですが」
 しかしというのだ。
「やはり裏の情報がです」
「軍事機密等がな」
「わからないので」
「バチカンからのルートは使えなくなった」
 エウロパ戦役によってバチカン自体が連合に移ってだ、そもそもこの戦役自体がこのバチカンからの工作ルートが問題だった。
「しかしだ」
「だからといって情報収集のルートを諦めることはですね」
「それは国益の放棄だ」
 それになるというのだ。
「だからだ」
「閣下もですね」
「マウリアに拠点を設けてな」
「そこからの連合の情報収集と工作をですね」
「進めていてだ」
 そしてというのだ。
「今もだ」
「この拠点をですね」
「使ってだ」
「連合の情報を集めますね」
「そうしていく、そしてだ」
 ギルフォードはさらに話した。
「潜水艦以外のこともだ」
「あらゆる情報をですね」
「集めていく」
「そしてこちらもですね」
「対策を講じていくが連合もだな」 
 ギルフォードはあらためてこの国について言及した。
「マウリアに工作拠点を築いているな」
「かなりのものを」
 実際にとだ、モンサルヴァートはギルフォードに答えた。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ