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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
一難去って専用機!
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蒼。
青ではなく藍でもない。
例えるなら空だ。空気に反射する蒼いろ。
「う、わぁ・・・」
おもわず、口から簡単のため息が漏れる。
イメージとしてはロケット。
鋭角的だが曲線美を忘れていないそのつくりに、心なしか鼓動が早くなる。
それは白式のような中世然とした鎧ではなく、打鉄のような和風然とした鎧でもない。
これはその中間を行く何かだ。
「さあ、背中を預けるようにして座れ。・・・そうだ、そのまま。よし、フィッティングを始めるぞ」
「は、はい・・・」
千冬さんに言われるがまま、俺は機体に背中を預ける。
きゅいいいん。そんな電子音が耳に響く。
かしゅっ。ISが俺に装着された瞬間、世界が変わった。
ぐんぐん広がる感覚。まるで俺自身が大きく広がっていくみたいな、そんなイメージ。
少し離れてパネルを操作する千冬さんは勿論、このアリーナ全域に俺の存在が満たされている。
どこで何が起きているのか、たとえば風に吹かれて転がる小石も、客席にある塵も、千冬さんのバストのサイズ
「なにか余計なことを考えているな?」
・・・とこれは駄目か。
凄い感覚だ。打鉄じゃ体験できなかった、これはなんだ?
このISが俺の専用機だからなのか?
そういえば、名前を聞いていない。
「織斑先生、こいつの名前ってなんですか?」
「ん?・・・ああ、言っていなかったな。まて、直ぐに表示される」
「あ、はい・・・」
ふぉん。言われたとおり待っていると、目の前に広がるウィンドウ。
そこにはこの機体の名前が書かれていた。
Vorreiter
ヴォアライター。日本語で先駆者。
それが俺の専用機の名前だった・・・・・・。
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