第五十一話 水着その十一
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「例えその人のところから去ることになっても」
「そうしたことはしないで」
「黙って頭を下げてお礼を示してね」
「行くことね」
「それがいいのよ、後ろ足で砂かけるなんて」
愛はさらに話した。
「もうね」
「恰好悪いわね」
「これを恰好悪いと言わないで」
それこそというのだ。
「他にどういうのか」
「そこまでよね、確かに」
「だから感謝してね」
そうしてというのだ。
「それを忘れないでね」
「人を助けることもして」
「助けてもらったらね」
その場合もというのだ。
「素直にね」
「感謝することね」
「それでお礼を返すことよ」
「間違っても後ろ足なんてね」
「しないことよ」
「そうよね」
「そんなことをしたらね」
愛はさらに話した。
「また言うけれど」
「誰も助けてくれなくなるわね」
「そうした人本当にいるしね」
「感謝の気持ちがない人は」
「それで実際によ」
「そんなことするのね」
「助けてもらっても何が気に入らないのか」
それでというのだ。
「不平不満ばかり言ってね」
「それで後ろ足でなのね」
「本当に恰好悪いからね」
こうした輩はというのだ。
「そして幸せにもなれないから」
「ならないことね」
「それでお友達を助けられたら」
それならというのだ。
「いいわね」
「ええ、助ける様にね」
愛に約束する様に言った。
「するわ」
「まさに人を助けたらね」
そうすればというのだ。
「自分もよ」
「助かって」
「神様にも人にも助けてもらってね」
そのうえでというのだ。
「幸せにもなれるから」
「人は助けることね」
「そうしていってね、お友達もね」
「そうするわ」
「あと誰でもね」
友達でなくともというのだ。
「流石に今お話したみたいな人はね」
「助けなくてもいいわね」
「だって恩を仇で返すことも」
こうしたこともというのだ、人間様々な性格の持ち主がいて中には本当にそうしたことを行う輩もいるということだ。
「いるからね」
「そんな人はなのね」
「もうね」
「助けなくていいのね」
「私はそう思うわ」
愛としてはというのだ。
「本当にね」
「お姉ちゃんもそう思う位だし」
「どうしようもない人っているから」
だからだというのだ。
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