第五十一話 水着その七
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「それだとね」
「やっぱりそのビキニ?」
「どう?本当に」
「それ着るの」
「まずは試着してみたら?」
「着るだけ着ろってことね」
「それからでも遅くないでしょ」
愛は微笑んで話した。
「そうでしょ」
「ビキニ着るのなんてはじめてだし」
「誰でもはじめてはあるわ、私だってビキニ買ったのよ」
「お姉ちゃんもう買ったの」
「もうすぐ試着するわ」
こう言うのだった。
「だから一緒にね」
「私もなのね」
「試着してね」
そのうえでというのだ。
「お互いチェックしよう」
「私達も着てみるわよ」
「もう皆選んだしね」
「今からそうするわよ」
「そうしてチェックするわ」
咲のクラスメイト達も言ってきた。
「だから咲っちもよ」
「水着試着したら?」
「それで皆でチェックし合おう」
「それから決めてもいいでしょ」
「どうせ試着なんだしね」
「というか下着と思えばいいのよ」
愛は笑って言った、ビキニが言うならばブラとショーツになるのでそのことから言った言葉である。
「そうね」
「下着?」
「そう、ビキニはね」
まさにというのだ。
「だからね」
「それでなのね」
「女の子同士で下着のチェックをする感じでね」
それでというのだ。
「試着すればいいのよ」
「そうなのね」
「そう、それとね」
「それと?」
「周りも女の人ばかりよ」
他の客も店員達もというのだ。
「だから恥ずかしがることはないわよ」
「そう言われるとね」
「そうでしょ」
「ええ」
咲も頷いた。
「そう言われるとね」
「そうでしょ、じゃあね」
「今からなのね」
「試着しましょう、それでどうしても駄目なら」
その時はとだ、愛は咲に笑って話した。
「他の水着ってことでね」
「黒ビキニ着てみるのね」
「そうしましょう、私も着るしね」
「お姉ちゃんも着るなら」
「それで他の娘達もでしょ」
「皆で着るなら」
「それに女の子同士だから」
愛は咲を乗らせる様に話した、兎角皆がと女の子同士だからと言ってそのうえで乗らせるのだった。
「いいわね」
「そこまで言うならね」
「じゃあね」
「今から試着ね」
「そうしましょう」
「わかったわ」
咲も遂に頷いた、そうしてだった。
黒ビキニを受け取ってから試着室に入った、その上で水着に着替えてだった。
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