第四百九十七話 訓練ートレーニングーその四
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「そうしたことはね」
「それでは」
「それとね」
宝生は食べつつ言った。
「僕達も君達のことがわかってきたよ」
「そうなんですね」
「この世界の特質もね」
このこともというのだ。
「わかってきているよ」
「では私達の戦う時もですね」
「頭に入ってきているよ」
ファリアにも答えた。
「僕達はお互いを理解することも大事だよ」
「そうですね」
「だからね」
それでというのだ。
「これからも一緒に訓練して」
「一緒に食べて」
「お話もしてね」
そうしてというのだ。
「お互いを知っていこう」
「それでは」
「是非ね、あとお鍋の次は」
宝生は先の話もした。
「デザートもあるよ」
「デザートは何ですか?」
「西瓜だよ」
「西瓜ですか」
「そう、西瓜があるから」
だからだというのだ。
「これをね」
「召し上がるんですね」
「デザートはね」
これはというのだ。
「そうしようね」
「それでは」
「こっちの世界でもあるよね」
西瓜はとだ、宝生は尋ねた。
「そうだよね」
「はい、ですが」
ネモが答えた。
「あまり」
「食べないんだ」
「そうなんです」
「ですが食べない訳ではなくて」
ファリアも述べた。
「食べることもあります」
「じゃあね」
「はい、頂きます」
宝生に笑顔で応えて彼等は実際に食べた、そして次の日もだった。
戦士達は訓練に励んだがネモはその中で言った。
「ライダーの人達ですが」
「どうしたのかな」
「はい、フォームがありますね」
院長にこのことを話した。
「そうですね」
「ああ、そのフォームをだね」
「その都度変えて使われていて」
それでというのだ。
「そのこともです」
「彼等の強さの源だね」
「そう思います」
実際にというのだ。
「普通の時でも強いのに」
「フォームもそれぞれ強くて」
「それを相応しい状況にそれぞれ使ってきて」
「強いね」
「皆さんとても」
「臨機応変に戦えることがね」
まさにとだ、院長はネモに答えた。
「強みだよ」
「そうなんですね」
「ただ強いだけじゃないんだ」
ライダー達はというのだ。
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